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2021/03/31●今号のテーマ
【植物】神々の花:モモ
「三歳(みとせ)のち 弥生の三日(みか)に
花も実も 百(もも)なるゆえに モモの花
二神(ふたかみ)の名も モモヒナギ・モモヒナミなり」
(大田田根子『ホツマツタヱ』天七代、床御酒の綾)
今年の桜は開花が早く、桜前線も早や東北まで到達しているようです。週末が雨だったり、忙しくしているうちに見逃してしまった!という方もいらっしゃるでしょう。でも、桜に似た同じバラ科の桃の花なら、最盛期は4月という地域も多いのです。
過去の号で、万葉集では梅や桜の花に関する和歌は多いが、桃の花については極端に少ない、とお伝えしたことがあります。その理由は定かではありませんが、モモが古来日本人にとって神聖な植物であったから、という推測もできます。
前回取り上げた、『古事記』『日本書紀』のもとになったとも考えられている『ホツマツタヱ(秀真伝)』には、雛祭りの由来について興味深いくだりがあります。
「昔、コシの国(越前)のヒナルノ丘の神宮(越前市の日野神社)に、木の実を持った御子たちがお生まれになった。その実を庭に植えておくと、3年後の3月3日に花も実も百もついたので、モモ(百)の花と呼ぶようになった。それで、男神をモモヒナギ(百雛木)、女神をモモヒナミ(百雛実)と名付けたのである。」
続きはこちらでどうぞ:
「盃に神々の桃花見る」~季節の使い・JTCO『風物使』清明号~
+‥‥‥+ 2021年清明号 目次 +‥‥‥+
◆今号のテーマ
・【植物】神々の花:モモ
◆季節のレシピ
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◆編集後記
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