駿河雛人形を掲載いたしました
2015/07/13「駿河雛人形」の大きな特徴としては、胴体部に他地区と比較して太い藁胴(わらどう)が使われ、胸の部分のカーブに合わせて斜めに削られている点です。藁胴が使われたのは、静岡県中部地域で米が多く生産され、稲藁が入手しやすかったからと思われます。また、輪郭線が鋭く、堅牢なつくりも特徴的です。駿河雛人形のルーツは、桐塑(とうそ)と呼ばれる桐の木片を練り固めたもので作った煉天神(ねりてんじん)という説が有力です。焼津市上新田の青野嘉作が、祖父三右エ門の生まれ故郷、美濃国青野ヶ原から土細工師を呼び寄せ、土人形を作り出したのが始まりとされています。
[ 国指定伝統的工芸品(経済産業大臣指定) ]
情報提供 :駿河雛人形伝統工芸士会 様
写真提供 :静岡市役所 経済局 商工部 産業振興課 地場産業係 様
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