小糸焼を掲載いたしました
2015/05/11「小糸焼」は、寛永年間、飛騨藩主であった金森重頼公が都に在住していた兄、金森宗和公(茶道宗和流の開祖)の斡旋を得て、京都より陶工を招き入れ高山市西方の小糸坂で陶器を焼かせたのが始まりです。小糸焼で使用する原土は、高山市より北約20kmの飛騨市古川町の山土に加えて、耐火度(火に対する強さ)を上げるため、瀬戸の白土を混ぜています。伝統的な釉薬(ゆうやく)である「伊羅保釉(いらぼゆう)」と呼ばれる、茶色の色合いで少しざらっとした質感の釉薬を基本に用いています。近年では、この伊羅保釉に顔料を加えた「青伊羅保釉(あおいらぼゆう)」を産みだし、一番人気の色となりました。 青伊羅保釉の深みのある渋いコバルトブルーは、全国でも小糸焼にしかありません。現在は顔料の配合を変えた青、茶、うぐいすの3色の釉薬を用いています。
[ 岐阜県郷土工芸品 ]
情報提供 :小糸焼窯元 様
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