唐津焼を掲載いたしました
2015/06/23唐津焼は生活の道具としての素朴な美しさが魅力です。唐津焼きの釉薬は「土灰釉」、つまり木灰が基礎になっています。これは絵唐津や無地唐津はもちろんのこと、他の唐津焼のほとんどに基礎釉として使用されています。次に多い釉薬は薬灰釉で、藁灰の白濁作用を利用し、斑唐津や黒飴釉との掛け分けで朝鮮唐津に使用されます。そのほか、壷類に多く使用される鉄灰釉薬などもあります。 唐津焼の起源は諸説ありますが、室町時代末から桃山時代にかけて、岸岳城城主波多氏の庇護のもとに、領地で焼かれたことが始まりとされています。その後、豊臣秀吉による朝鮮出兵の際に、朝鮮陶工を連れて帰り、その陶工たちが各地で窯場をつくり焼き始めたことで、唐津焼の生産量は拡大していきます。
[ 国指定伝統的工芸品(経済産業大臣指定) ]
情報提供 :唐津焼協同組合 様
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