八尾和紙を掲載しました
2015/05/28自然豊かな八尾町。かつては街道の拠点として、飛騨との交易や養蚕、売薬、売薬用紙の販売による収益などで繁栄していました。この地で漉かれていた八尾和紙は、もともと字を書くための紙ではなく、加工する紙として製造され、薬袋や薬売りのカバンなど、売薬とともに発展してきました。
この地方の和紙が、最も盛んになったのは、元禄年間(1688~1704)富山二代藩主前田正甫公の売薬の奨励と共に、薬の袋や膏薬紙、これを束ねる細紙、薬の配置先を記録する懸場帳(かけばちょう)の需要がこの地に集中し、急速に発展したものであります。
[ 経済産業大臣指定伝統的工芸品(富山三産地和紙の総称 越中和紙として) ]
情報提供 :桂樹舎 様
記事はこちらから: 伝統工芸品館 八尾和紙