仙台堆朱を掲載しました
2015/03/31「仙台堆朱」の「堆朱」とは、彫漆という漆器づくりの技法のひとつで、赤い漆を何層にも厚く塗り重ねて絵柄を彫刻したもののことです。同じように黒や黄の漆を用いた堆黒や堆黄などもあります。仙台堆朱のはじまりは、伊達の藩政時代の漆器づくりが途絶えて久しかった明治の末期。 村上堆朱(新潟県)の職人だった川崎栄之丞が仙台にやって来て、その基礎を築いたと伝えられています。川崎は、型取りで作った精巧なレリーフで木地を覆う独自の製法による「東華堆朱」を確立。堆朱の量産化を実現し、一般庶民でも手が届く、丈夫で扱いやすい漆器として広く普及させました。
[ 宮城県知事指定伝統的工芸品 ]
情報提供: 仙台堆朱製作所 様
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