日光下駄を掲載いたしました
2015/11/06日光には「御免下駄」という特殊な下駄があり、古くより神官や僧侶などの正式な履物として用いられていました。通常の下駄は真ん中と後ろのあたりの2ヵ所に歯がついていますが、御免下駄は前の歯が最先端に、後の歯が最後尾についていました。
この下駄の歯の部分などを改良し、明治中期頃から、広く一般にも利用されるようになったのが日光下駄です。特色としては、台木の歯の形が八開きになっており、足の裏が当たる部分に竹の皮で編んだ草履が麻糸で縫い付けてあり、鼻緒は太く、台木には前に1ヵ所の穴があるだけで(普通の下駄だと3ヵ所)、横の2か所は竹の皮の中に編み込まれている点などです。
坂や雪道でも歩きやすく、歩けば歩くほどに足になじんでいき、夏は涼しく冬は温かいのが特徴です。
[ 栃木県指定伝統的工芸品 ]
情報提供 :日光伝統工芸組合協議会 様
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