肥後鍔を掲載いたしました
2015/06/17肥後鐔(ひごつば)とは熊本及び八代を中心として作られた刀の鐔です。鐔とは、刀剣の柄と刀身との間に挟んで、相手の刃から自分の手を守るために重要な金具です。 肥後鐔は熊本及び八代を中心として製作された、寛永時代以来の刀の鍔及び金工のことです。 代表的な作家として、肥後金工師には四主流があり、熊本にいた林又七、八代の平田彦三、その甥の志水仁兵衛、その弟子の西垣勘四郎の四人が始祖と伝えられています。 そして何と言っても、彼ら四流派を指導した戦国大名・細川三斎による影響は大きい。 三斎は千利休高弟七哲の一人といわれ、当時の日本において茶道具と武具の両方がわかる超一流の文化人でした。この三斎なくして肥後鐔は語れないと言っても過言ではありません。彼の美学があったからこそ、肥後鐔は当時「鍔は肥後」と言われるほどのブランドになったのです。
[ 熊本県指定伝統的工芸品 ]
情報提供 :八代市立博物館 未来の森ミュージアム 様
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