撫川うちわを掲載!
2017/03/30江戸時代に武士の内職として作られ始めた撫川(なつかわ)うちわの特徴は、なんといっても「歌継ぎ」と「透かし」の2つの技法にあります。
ふっくらとしたお多福型のうちわ上部に描かれた雲形の模様をよく見ると、模様の中に俳句が読み取れます。これが「歌継ぎ」の技法で、一筆書きで表現された歌は、縁に優しくたなびき、なんとも涼し気。その句に呼応するように、キキョウの句ならキキョウを、蛍の句なら蛍をと、花鳥風月の絵柄が、うちわを艶やかに彩ります。
[岡山県指定郷土伝統的工芸品]
画像提供:岡山県産業労働部マーケティング推進室 様
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