大阪浪華錫器を掲載いたしました
2015/06/18錫(すず)は非常に柔らかい金属で、機械加工が難しく、ほとんどの工程を手作業により製作します。鋳造を行い、それをコケシ削りのようにろくろ挽きにより研磨・成形します。錫器の歴史は古く、紀元前1,500年もの昔、エジプトの王朝の古代都市の遺跡より錫の水壷が発見されています。
錫の光沢と融点の低い性質は、古くより世界各国で器物等の製作に用いられてきました。日本では、7~9世紀頃、遣隋使・遣唐使により渡来し、宝庫としても名高い奈良正倉院にも数点保存されています。もともとは、神にささげる酒器などが作られ、都の宮中で使用されていました。
[ 国指定伝統的工芸品(経済産業大臣指定) ]
情報・資料提供: 錫器事業協同組合 様
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