四日市萬古焼を掲載しました
2010/10/25現在、紫泥急須や土鍋がその代表とされる「萬古焼」。その発祥は江戸時代の中期(1736~41)、桑名の豪商・ぬなみろうざん沼波弄山が鎖国という閉ざされた時代であったが故に思い抱く、海の向こうの世界を空想で描いた異国的な陶器でありました。後世に受け継がれ永続することを願い、弄山自身が名付けました。焼き方にも形にもとらわれない自由な発想から生まれた焼き物、「萬古の印があることがいちばんの特徴」と言われるほど形は多彩。現在では、四日市市と菰野町を中心に窯元数は100社以上にのぼります。
大きな特徴として、萬古焼土鍋はその陶土にあります。耐熱性に特にすぐれガスレンジや炭火等の空焚きや直火に対しても、高度の耐久性を発揮します。それは陶土原料に含まれるリチゥム鉱石の働きによるもので、この鉱石が陶土中に約40%前後の含有が有るために直火にかけたり空焚きに対しても耐える十二分に耐える商品が開発できるのです。
◆四日市萬古焼
http://www.jtco.or.jp/kougeihinkan/?act=detail&id=91&p=24&c=2
[ 国指定伝統的工芸品(経済産業大臣指定)]
提供:萬古陶磁器工業協同組合