大川彫刻を掲載いたしました
2015/08/06「大川彫刻」は、欄間などの建具や家具の装飾として、木工の町・大川で独自の発展をしてきました。「大川彫刻」で最も有名なのが欄間です。技法には、繊細なタッチの透し彫りをはじめ、立体的に彫り出した彫刻欄間などがあります。材料の木材の木目や木肌の質感を生かすよう、道具にもこだわりがあります。図柄には縁起のよい松竹梅や松に鶴、富士山をはじめ、花鳥風月など多種多様です。
昭和に入ると、木造住宅の茶の間、客間などの鴨居の上に、採光と換気・通風を良くする実用性と、建築の品格を高める装飾性を兼ねて取り付けられてきた室内彫刻欄間へと移り変わっていきました。約470年前の室町時代、榎津久米之介によって創始されたと伝えられています。
[ 福岡県知事指定特産工芸品 ]
情報提供 :大川伝統工芸振興会 様
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