秋田銀線細工を掲載いたしました
2015/07/15「秋田銀線細工」は、0.1mm~0.3mmの細く線状にした純銀の「銀線」を、伝統の技法でさまざまな模様に加工していきます。銀が放つ輝きが気品をもたらし、細やかで緻密な模様が美術品の風合いを醸し出します。日本での銀線細工は、天文年間(1532年~1555年)にオランダ人によって長崎の平戸に伝えられたことが始まりと言われています。秋田に銀線細工の技法がもたらされたのは、秋田藩と平戸藩の江戸屋敷(参勤交代で江戸に来た大名が住まう屋敷)が、近所にあったことにより、そこで交流があったのでは、と伝えられています。慶長11年(1606年)に、現在の湯沢市雄勝(おがち)地区に銀山が発見されるなど、材料にも恵まれ、歴代藩主の保護奨励のもと、武具や装飾品の生産を通して今日まで受け継がれていきました。
[ 秋田県指定伝統的工芸品 ]
情報提供 :秋田市工芸振興協議会 様
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