伝統工芸の工房開放、福井県RENEW開催
2020/10/20伝統工芸の工房開放、福井県RENEW開催
福井県丹南地域の伝統工芸や地場産業の工房を開放し、職人の技や商品に触れてもらう産業観光イベント「RENEW(リニュー)」が10月9日(金)~11日(日)、福井県鯖江市などで開幕した。来場者は工房見学やワークショップを通し、作り手の思いや背景を実感していた。
今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、オンラインによる取り組みも充実させた。
リニューは消費者と職人の交流を図ろうと、市民有志らでつくる実行委員会が2015年、鯖江市河和田地区で始めた。
近年は越前市、越前町にもエリアを広げ、数万人単位の来場があるイベントに成長した。
今年は新型コロナの打撃を受けながらも前を向くという決意から「Re:RENEW(リ・リニュー)2020」と銘打った。
眼鏡、繊維、漆器、和紙、打刃物、箪笥(たんす)、焼き物の7産地の76社が工房見学やワークショップを行い、初日からにぎわった。
オンラインストアの開催は新型コロナ対策となるほか、イベントは気になるけれど遠方で気軽に参加しづらい、という方にも嬉しい取り組みではないかと思う。
これからも増えると思われるオンラインイベント。気軽に参加できる分、積極的に新しいことに触れていくのもよいかもしれない。
出典:福井新聞
2020/10/10掲載記事