【報告】水墨画を楽しく!デモ&講習会開催
2011/01/29【報告】水墨画を楽しく!デモ&講習会開催
このイベントは終了しております。「活動報告」でイベントの様子をお読みいただけます。
2011/02/03
活動報告
よく晴れた1月終わりの土曜日の午後、国際墨画会さまのご協力のもと、金沢工業大学大学院虎ノ門キャンパスにて、「水墨画デモンストレーション&体験会」が実施されました。
初めに、講師の香取琴水さまより、日本の水墨画についてご説明をいただきました。
水墨画はご存知のとおり、中国発祥の絵画です。中国には花鳥や山水を写実的、精緻に描く北宗画(北画)、画家の精神性・内面性を反映して自由に描く南宗画(南画)がありますが、日本の水墨画は南宗画の系譜を引くものだそうです。
水墨画は日本には鎌倉時代に禅とともに入ってきて以来、独自の発展を遂げました。筆に墨と水をグラデーションのように含ませて描く「三墨法」は、日本独自の技法とのことです。今回の体験会では、この「三墨法」を中心に、基本となる「竹」、年賀状に使える「富士山」、暑中見舞いにぴったりの「金魚」を描きました。
先生お手本の「竹」です。筆の使い方一つで濃淡が出るため、遠近感を表現できます。
葉一つでも、さまざまな表現方法があります。
参加者のみなさんも真剣そのもの。
お正月にふさわしい富士山や松の木も、短時間で描くことができます。
ゆらゆら泳ぐ金魚は、尻尾の表現がポイント。
デモと体験で2時間半の長丁場でしたが、みなさんまだまだ描き足りないというくらいに楽しんでいらっしゃいました。おかげさまで、ぜひ、定期的に開催して欲しい!という声を全ての方よりいただくほどの好評なイベントでした。
国際墨画会さまのブログにもイベントの様子がアップされています。
今後も日本文化を気軽に楽しんでいただけるイベントを企画して行きますので、ぜひご参加ください。