2015/12/14 更新
建具の小清水様(JTCO協力団体)がウッドデザイン賞を受賞!当機構が広報および販売活動で協力させていただいている建具の小清水様が、今月ウッドデザイン賞運営事務局が主催、林野庁が後援のウッドデザイン賞を受賞いたしました。
「ウッドデザイン賞2015」とは、「木」に関するあらゆるモノ・コトを対象に、暮らしを豊かにする、人を健やかにする、社会を豊かにするという3つの視点から、デザイン性が優れた製品・取組み等を表彰する本年度から創設された新しい顕彰制度です。
応募分野は、① 建築・空間・建材・部材分野、② 木製品分野、③ コミュニケーション分野、④ 技術・研究分野に分けられ、応募資格は木材産業関係やインテリア、デザイナー等の[「木づかい」を推進するすべての方が対象となっており、全国各地から多数の応募がありました。
表彰部門は、ライフスタイルデザイン部門、ハートフルデザイン部門、ソーシャルデザイン部門の3部門があり、建具の小清水様は、「建具文化・技術の継承・啓発活動」にてソーシャルデザイン部門コミュニケーション分野を受賞いたしました。
ソーシャルデザイン部門は「木を使って地域や社会を活性化している活動」を対象としています。建具の小清水様は、これまであまり認知されていなかった伝統ある建具文化の魅力をPRすることに重点を置き、小冊子作成や工房見学・体験などの啓発活動を推進してきた実績がこの賞で認められました。
当機構は、2014年に小清水様の工房を見学・取材をさせていただき、まず日本語の記事を当機構Webサイトに掲載いたしました。その後、当機構の翻訳ボランティアの方がレビューを行った取材記事の英語版を掲載し、海外への発信を行いました。また2015年6月には、当機構が主催する銀座・歌舞伎座木挽町広場での催事にて組子商品の販売を行い、好評を博しました。
当機構は、日本の古き良き伝統文化・工芸品の美しさや素晴らしさを広く国内外にお伝えするため、情報発信のみならず日本を中心に欧州(フランス・イギリス)や北米(アメリカ)での販売活動や、オンラインショップ「和遊苑」の運営等を行っております。
身近にあるからこそ、改めて見つめる機会がないものは生活の中でたくさんあります。「木」もまたその一つです。なかなか耳にすることが少なくなった建具という言葉。知っているようでまだまだ知らない「木」の素晴らしさ。見渡してみれば多くのところで木が使われているのがわかります。そんな身近にあって私たちを支えてくれている木の製品、まだまだ活躍する場が増えそうですね。
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日本語記事:
快適な生活空間を造る~建具の小清水
English Article:
For Comfortable Living Space: Tategu-Koshimizu
建具の小清水
ウッドデザイン事務局