JTCOメルマガ『風物使』
2021年06月15日 配信「嘉祥の和菓子が疫病祓う」 ~季節の使い・JTCO『風物使』芒種号~
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「嘉祥の和菓子が疫病祓う」
~季節の使い・JTCO『風物使』芒種号~
vol.122 2021年6月15日発行
(旧暦 5月6日・皐月)
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◆このメルマガは、オンラインショップ『和遊苑』/NPO法人日本伝統文化振興機構(JTCO)のメールマガジンにお申し込みくださった方、もしくは当機構活動にご協力いただいている個人/団体/法人様にお送りしています。
拝啓
梅雨寒の日の合間に暑い日があったりと、お天気の不安定な今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
来週には夏至を迎え、日が短くなっていきます。できれば早起きして、長い時間お日さまの恩恵に浴したいですね。
+‥‥‥+ 2021年芒種号 目次 +‥‥‥+
◆今号のテーマ
・【風習】十六日の和菓子で健康に:和菓子の日
◆季節のレシピ
・【広島県の郷土料理】小いわしの南蛮
◆新着記事
・【秋田県の伝統工芸品】大曲の花火
◆和遊苑 おすすめの一品
・【姫革】父の日ギフトにも!爽やかペイズリー柄アイテム
◆編集後記
+。+ 今 号 の テ ー マ ━━━・・‥
【風習】十六日の和菓子で健康に:和菓子の日
※下記のページでも、全文を画像入りでご覧いただけます。
https://media.wayouen.jp/column/archives/16
「折ふし扇屋の長左が座敷は、今日嘉祥喰(カシャウクイ)とて二口屋がまんぢう、道喜が笹粽(ささちまき)、虎屋のやうかん、東寺瓜〈略〉取まぜて一六色、はん女様への御調物(みつきもの)」
(井原西鶴『好色二代男』(1684)四)
訳:折しも、扇屋の長左の座敷では、今日は嘉祥喰(かしょうくい)だと言って二口屋の饅頭、道喜の笹粽(ささちまき)、虎屋のようかん、東寺瓜・・・など取り交ぜて、十六色の菓子を遊女への貢物に・・・
毎年6月16日は和菓子の日。バレンタインのように、商業イベントとして大々的に宣伝されないためか、今では知る人ぞ知る年中行事になっていますが、この日はかつて「嘉祥(かしょう)の祝」(または嘉祥食、嘉定喰=かじょうぐいとも)と呼ばれ、平安初期から明治時代まで1000年以上の長きに渡って続いてきた年中行事でした。
●「嘉祥の祝」:疫病退散を願って菓子を奉納
「嘉祥」とは、「おめでたいしるし」の意です。当時は「承和(じょうわ)」の時代でしたが、国内では疫病が蔓延して社会的な不安が増大していました。平安時代の史書である『続日本後紀』(869年)によれば、承和15年(848年)、豊後国大分郡の擬少領(地方官の候補)であった膳伴家吉(かしわでのともの いえよし)が、白亀を捕らえて大宰府に献上したとあります。当時、白亀は吉兆と考えられていたため、時の仁明(にんみょう)天皇はこれをご神託として、6月13日に元号を「嘉祥」と改め、6月16日には十六にちなんだ数の菓子や餅を神前に供え、疫病退散・健康招福を祈願しました。これが、「嘉祥の祝」の始まりとなります。
嘉祥元年は、台風で淀川が決壊して人馬も橋も流され、陸路が寸断されて都が孤立するなど、天災にも見舞われて大変な年だったようです。そんな中、朝廷は市民に塩や米を支給して支援しました。天皇としても天下安寧のため相当心を砕いたことでしょう。白亀を献上した膳伴家吉は、その後正六位上という位を授けられました。
●朝廷や武家で受け継がれた「嘉祥の祝」
「嘉祥の祝」は、時代が下ってもさまざまな形で受け継がれていきます。
鎌倉時代の13世紀、後嵯峨天皇がまだ東宮の頃、6月16日に宋の嘉定通宝十六文で供物を揃えて神前に献じたことが、即位後も引き続き行われました。
この嘉定通宝は、「嘉(か)」「通(つ)」=「勝つ」に通じることから、とりわけ武士たちの間で好まれた渡来銭で、室町時代に納涼のために行われた楊弓(柳で作った小さな弓で的を射る遊び)では、敗けた者は勝った者に嘉定銭十六文で食べ物を奢るのが習わしとなっていました。
安土桃山時代、江戸時代には「嘉祥の祝」を盛大に祝うようになります。江戸城では6月16日に「嘉祥頂戴」という行事が行われ、将軍に下賜された、ときには2万個ものお菓子が大広間に並べられ、大名、旗本など御目見得以上の諸士に振る舞われました。
当時の様子を描いた絵には、白木の片木(へぎ=進物を載せるお盆)に敷いた杉の葉に、恭しくお菓子を載せて受け渡ししている様子が見られます。
●庶民も楽しむ「嘉祥の祝」
江戸時代には「嘉祥の祝」が町民の間にも広まり、「嘉定喰」といって、餅や菓子を十六個お供えしたり、銭16文で買った餅やお菓子を食して疫病除けとする風習が広まりました。冒頭の『好色二代男』の一文は、「嘉定喰」にかこつけて、男が十六色の菓子を買い集めて遊女への貢物にする様子が描かれています。
一般庶民の間でも「嘉定喰」は広く浸透していたようで、俳句にも謳われています。
月こよひ食したまふや嘉定食
松永貞徳『山の井』
物安きむかしゆかしや嘉祥餅
溝口素丸『素丸発句集』
子のぶんを母いただくや嘉定喰
小林一茶『文政八年句帖』
●神社で和菓子の振る舞いも
明治以降、残念ながら「嘉祥の祝」はだんだん廃れて行きますが、現代でも神社の行事として伝えられているものがあります。東京・赤坂の日枝神社で行われる、日本三大祭りの一つ「山王祭」では、6月16日の「山王嘉祥祭」で美しい和菓子と舞を奉納します。明治神宮では、この日に近い休日に、その場で職人さんが作った練りきりなどの和菓子が振る舞われることもあるそうです。
地元の和菓子屋さんでも、この日に合わせた特別な和菓子を提供しているお店があるかもしれません。梅雨時の気分転換に、暑い夏前の健康祈願に、美味しい和菓子を楽しんでみませんか。
▼参考サイト(2021年6月12日参照)
和菓子の日:全国和菓子協会
https://www.wagashi.or.jp/wagashinohi/
嘉祥 時のうつろい:中央区観光協会特派員ブログ
https://tokuhain.chuo-kanko.or.jp/detail.php?id=1472
2018年9月の周年災害/日本の災害・防災年表/上巻(「周年災害」リンク集)
http://www.bosaijoho.jp/reading/years/item_8180.html
山王嘉祥祭:赤坂山王 日枝神社
http://www.tenkamatsuri.jp/wagashi/index.html
他
+。+ 季 節 の レ シ ピ ━━━・・‥
【広島県の郷土料理】小いわしの南蛮
新鮮な小イワシを、カラリと揚げて南蛮漬けに。
南蛮というのは、「玉ネギ」と一緒に酢漬にしたものであり、玉ネギが南蛮渡来の野菜なので、こう呼ばれるようです。
♪♪♪レシピはこちら♪♪♪
http://www.piconet.co.jp/magazine/recipe/226.html
※PCサイトのみ。スマートフォンでも閲覧できます。
+。+ 和遊苑 おすすめの一品 ━━━・・‥
【姫革細工】父の日ギフトにも!爽やかペイズリー柄アイテム
最近、男女を問わずご注文の増えている姫路・姫革細工のペイズリー柄。
白い革にブルーやグリーンの爽やかな色遣いは、これからの季節にぴったりです。
https://wayouen.jp/?mode=grp&gid=1622460&page=1
※在庫切れの場合、ご予約も承っております。
+。+ 新 着 記 事 ━━━━━━━・・‥
【秋田県の伝統工芸品】大曲の花火
大曲の花火は、大仙市で生産されている県指定の伝統的工芸品です。
現在は、割物菊、割物牡丹と呼ばれる花火が作られていて、毎年8月に大仙市内で「大曲の花火」として有名な「全国花火競技大会」で見ることが出来ます。
↓↓↓記事はこちら↓↓↓
http://www.jtco.or.jp/japanese-crafts/?act=detail&id=416&p=5&c=15
※PCサイトのみ。スマートフォンでも閲覧できます。
+。+ 編 集 後 記 ━━━━━━━・・‥
筆者の近所に、年配のご夫婦が経営されているおせんべい屋さんがあるのですが、先日お買いもののついでに立ち話をしたところ、何とご主人が89歳、奥さまが90歳とのこと。
店先には、いつもたくさんの種類のおせんべいが並んでいるのですが、原料を仕込み、乾かし、焼き上げるまでに10日かかると。
スナック菓子には戻れなくなってしまった筆者は、お二人が1日でも長くお店を続けてくださることを願うのみです。
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【季節の使い・JTCO『風物使』】
発 行 日:月1~2回発行
発行開始日:2010年6月18日
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【発行元】
特定非営利活動法人 日本伝統文化振興機構(JTCO)
〒105-0002 東京都港区愛宕1-3-2-1401
TEL: 03-3431-5030 FAX: 03-6450-1555
Webサイト: http://www.jtco.or.jp/
※本メールは「MSゴシック」などの等幅フォントで最適に表示されます。
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Copyright(C) 特定非営利活動法人 日本伝統文化振興機構(JTCO)
All rights reserved.
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◆今号のテーマ
・【風習】十六日の和菓子で健康に:和菓子の日
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◆新着記事
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◆和遊苑 おすすめの一品
・【姫革】父の日ギフトにも!爽やかペイズリー柄アイテム
◆編集後記
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【風習】十六日の和菓子で健康に:和菓子の日
※下記のページでも、全文を画像入りでご覧いただけます。
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「折ふし扇屋の長左が座敷は、今日嘉祥喰(カシャウクイ)とて二口屋がまんぢう、道喜が笹粽(ささちまき)、虎屋のやうかん、東寺瓜〈略〉取まぜて一六色、はん女様への御調物(みつきもの)」
(井原西鶴『好色二代男』(1684)四)
訳:折しも、扇屋の長左の座敷では、今日は嘉祥喰(かしょうくい)だと言って二口屋の饅頭、道喜の笹粽(ささちまき)、虎屋のようかん、東寺瓜・・・など取り交ぜて、十六色の菓子を遊女への貢物に・・・
毎年6月16日は和菓子の日。バレンタインのように、商業イベントとして大々的に宣伝されないためか、今では知る人ぞ知る年中行事になっていますが、この日はかつて「嘉祥(かしょう)の祝」(または嘉祥食、嘉定喰=かじょうぐいとも)と呼ばれ、平安初期から明治時代まで1000年以上の長きに渡って続いてきた年中行事でした。
●「嘉祥の祝」:疫病退散を願って菓子を奉納
「嘉祥」とは、「おめでたいしるし」の意です。当時は「承和(じょうわ)」の時代でしたが、国内では疫病が蔓延して社会的な不安が増大していました。平安時代の史書である『続日本後紀』(869年)によれば、承和15年(848年)、豊後国大分郡の擬少領(地方官の候補)であった膳伴家吉(かしわでのともの いえよし)が、白亀を捕らえて大宰府に献上したとあります。当時、白亀は吉兆と考えられていたため、時の仁明(にんみょう)天皇はこれをご神託として、6月13日に元号を「嘉祥」と改め、6月16日には十六にちなんだ数の菓子や餅を神前に供え、疫病退散・健康招福を祈願しました。これが、「嘉祥の祝」の始まりとなります。
嘉祥元年は、台風で淀川が決壊して人馬も橋も流され、陸路が寸断されて都が孤立するなど、天災にも見舞われて大変な年だったようです。そんな中、朝廷は市民に塩や米を支給して支援しました。天皇としても天下安寧のため相当心を砕いたことでしょう。白亀を献上した膳伴家吉は、その後正六位上という位を授けられました。
●朝廷や武家で受け継がれた「嘉祥の祝」
「嘉祥の祝」は、時代が下ってもさまざまな形で受け継がれていきます。
鎌倉時代の13世紀、後嵯峨天皇がまだ東宮の頃、6月16日に宋の嘉定通宝十六文で供物を揃えて神前に献じたことが、即位後も引き続き行われました。
この嘉定通宝は、「嘉(か)」「通(つ)」=「勝つ」に通じることから、とりわけ武士たちの間で好まれた渡来銭で、室町時代に納涼のために行われた楊弓(柳で作った小さな弓で的を射る遊び)では、敗けた者は勝った者に嘉定銭十六文で食べ物を奢るのが習わしとなっていました。
安土桃山時代、江戸時代には「嘉祥の祝」を盛大に祝うようになります。江戸城では6月16日に「嘉祥頂戴」という行事が行われ、将軍に下賜された、ときには2万個ものお菓子が大広間に並べられ、大名、旗本など御目見得以上の諸士に振る舞われました。
当時の様子を描いた絵には、白木の片木(へぎ=進物を載せるお盆)に敷いた杉の葉に、恭しくお菓子を載せて受け渡ししている様子が見られます。
●庶民も楽しむ「嘉祥の祝」
江戸時代には「嘉祥の祝」が町民の間にも広まり、「嘉定喰」といって、餅や菓子を十六個お供えしたり、銭16文で買った餅やお菓子を食して疫病除けとする風習が広まりました。冒頭の『好色二代男』の一文は、「嘉定喰」にかこつけて、男が十六色の菓子を買い集めて遊女への貢物にする様子が描かれています。
一般庶民の間でも「嘉定喰」は広く浸透していたようで、俳句にも謳われています。
月こよひ食したまふや嘉定食
松永貞徳『山の井』
物安きむかしゆかしや嘉祥餅
溝口素丸『素丸発句集』
子のぶんを母いただくや嘉定喰
小林一茶『文政八年句帖』
●神社で和菓子の振る舞いも
明治以降、残念ながら「嘉祥の祝」はだんだん廃れて行きますが、現代でも神社の行事として伝えられているものがあります。東京・赤坂の日枝神社で行われる、日本三大祭りの一つ「山王祭」では、6月16日の「山王嘉祥祭」で美しい和菓子と舞を奉納します。明治神宮では、この日に近い休日に、その場で職人さんが作った練りきりなどの和菓子が振る舞われることもあるそうです。
地元の和菓子屋さんでも、この日に合わせた特別な和菓子を提供しているお店があるかもしれません。梅雨時の気分転換に、暑い夏前の健康祈願に、美味しい和菓子を楽しんでみませんか。
▼参考サイト(2021年6月12日参照)
和菓子の日:全国和菓子協会
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嘉祥 時のうつろい:中央区観光協会特派員ブログ
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山王嘉祥祭:赤坂山王 日枝神社
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【広島県の郷土料理】小いわしの南蛮
新鮮な小イワシを、カラリと揚げて南蛮漬けに。
南蛮というのは、「玉ネギ」と一緒に酢漬にしたものであり、玉ネギが南蛮渡来の野菜なので、こう呼ばれるようです。
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【秋田県の伝統工芸品】大曲の花火
大曲の花火は、大仙市で生産されている県指定の伝統的工芸品です。
現在は、割物菊、割物牡丹と呼ばれる花火が作られていて、毎年8月に大仙市内で「大曲の花火」として有名な「全国花火競技大会」で見ることが出来ます。
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筆者の近所に、年配のご夫婦が経営されているおせんべい屋さんがあるのですが、先日お買いもののついでに立ち話をしたところ、何とご主人が89歳、奥さまが90歳とのこと。
店先には、いつもたくさんの種類のおせんべいが並んでいるのですが、原料を仕込み、乾かし、焼き上げるまでに10日かかると。
スナック菓子には戻れなくなってしまった筆者は、お二人が1日でも長くお店を続けてくださることを願うのみです。
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発 行 日:月1~2回発行
発行開始日:2010年6月18日
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