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JTCOメルマガ『風物使』

2011年12月27日 配信
 「年賀はがきに歳思う」~ 季節の使い・JTCO『風物使』冬至号

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 「年賀はがきに歳思う」~ 季節の使い・JTCO『風物使』冬至号
    vol.31 2011年12月27日発行(旧暦 12月3日・師走)

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※編集者出張等により、約2ヶ月間のお休みをいただいており大変申し訳
ございませんでした。今号より再開いたします。


拝啓
今年も早いものであと数日。大雪のニュースも聞かれる今日この頃、皆
さまいかがお過ごしでしょうか。仕事納めや新年の準備で何かと気ぜわし
い毎日ですが、今年の残りを元気に過ごしましょう。


+‥‥+ 2011年冬至号 目次 +‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+

 ・今号のテーマ……… あいさつ回りの代わりです:『年賀状』
 ・季節の行事………… 注連縄掛神事(お笑い神事) [大阪府東大阪市] 
 ・編集後記


,:* 今 号 の テ ー マ ━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥…


【行事】あいさつ回りの代わりです:『年賀状』


「ひととせは はかなき夢の心地して 暮れぬるけふぞ驚かれぬる」
(前律師俊宗『千載集』474)

(訳:一年ははかない夢のようなものだ。もう今年も暮れていくのだと思う
と驚いてしまう。)

毎年、一年があっという間だったと感じるのは昔もいまも変わらないようで
す。昔の人は今よりも寿命の短い人が多かったのですから、夢のように過ぎ
て行く時間や、新しく迎えようとする新年を今よりも大切に感じていたのか
もしれません。

そんな年末の行事の一つが年賀状書きです。毎年の干支に合わせて図案に
知恵を絞っている人、めんどくさいなぁと思いながらもらうとやっぱり嬉し
いのでつい今年も書いている人、今風にメールで済ませる人、いろいろいら
っしゃるかと思いますが、そもそも年賀状はいつから始まったのでしょう
か?

人類が農耕定住社会に移行すると、種まきや収穫の時期を知るために天体の
動きから暦が発明されます。それぞれの文化圏で時期は異なりますが、年に
一度、お互いの無事を祝い、無病息災を祈る習慣は万国共通です。日本では、
6世紀半ばに百済から伝えられた中国暦が、7世紀始めに大和朝廷で採用され
ました。

同じころ高句麗より製紙法が伝来し、7世紀半ばの大化の改新では畿内(京
に近い国々)各所に駅馬を置いて伝令書を届ける「飛駅使」制度が始まり
ました。同じ年に、天皇が毎年元旦に臣下の者から拝賀を受ける「朝賀
(ちょうが)」(もしくは「朝拝(ちょうはい/みかどをがみ)」)が制
度化されました。

奈良時代には「年始回り」という年始のあいさつをする行事があったそうで、
平安時代になると貴族や公家の間で広まり、遠方で訪ねて行けない人には、
文書で年始のあいさつを届けるようになりました。

平安時代末期の学者、藤原明衡がまとめた「往来物(おうらいもの・往復書
簡の形式をとった文例集)」である『明衡往来』には、年始のあいさつの
文例がいくつか収められているそうですから、この頃には年賀状の原型であ
るあいさつ状が貴族階級には普及していたと考えられます。

戦国時代の武将が書き送った年始のあいさつ文には現存するものがあり、江
戸時代には、武士階級はもちろん、それ以外の人々の間でも飛脚や使用人を
遣わせて年始のあいさつが文書として取り交わされました。

今のような郵便制度が成立したのは維新後の明治4年(1871年)ですが、当初
ははがきがなかったため、年始のあいさつは書状で送りました。郵便はがき
が発売開始となったのは明治6年で、安く簡単に送れることから年始のあい
さつ用にも急速に広まりました。もともと年始のあいさつの代わりですから、
明治32年(1899年)に今のような年賀郵便特別取扱が開始されるまでは、年
賀状は新年になってから書いていたのだそうです。

「いかに寝て起くる朝にいふことぞ 昨日をこぞと今日をことしと」
(小大君『後拾遺集』1番)

(訳:どうやって寝て起きたら、昨日を去年と、今日を今年という朝になる
のだろう。)

確かに、大晦日から新年になったからといって日が変わったに過ぎないので
すが、ものごとに区切りをつけると気持ちも新たになるものです。また新年
を迎えられることに感謝して、友人・知人の方々に、今年も年始のごあいさ
つを送りましょう。



,:* 季 節 の 行 事 ━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥……

注連縄掛(しめなわかけ)神事(お笑い神事) [大阪府東大阪市] 
12月25日(日)
http://www.osaka-info.jp/jp/search/detail/event_7092.html

年末の予祝の行事の一つで、早朝から総代によって造られた注連縄がはり渡
され、その前で、宮司、神職、総代、氏子(ウジコ)が「ワッハッハ」と高
笑して春を迎える笑いの行事。「天の岩屋戸神話」を彷彿(ホウフツ)とさ
せる神事で、東大阪市の無形民俗文化財になっている。
(osaka-info.jpより引用)



,:* 編 集 後 記 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥……

『風物使』第31号(2011年冬至号)を最後までお読みくださったみな
さま、誠にありがとうございました。

10月末より業務多忙により、しばらくお休みをいただいており申し訳ござい
ませんでした。11月は月の半分を中国で過ごしましたが、観光や買い物をす
る時間もなく、北京の空港のお土産屋さんで見つけた「唐三彩」を現代風に
アレンジした馬の焼き物が唯一の"戦利品"となりました。

売店には、伝統的なスワトウ刺繍やシルクの織物がおしゃれなファッション
グッズとして並んでいました。中国でも、いつまでもこの国ならではの手仕
事や美意識を残していって欲しいと思いました。

本年も1年、『風物使』をご愛読いただきありがとうございました。また来
年皆さまにお会いするのを楽しみにしております。どうぞよいお年をお迎え
くださいませ。


+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+

【季節の使い・JTCO『風物使』】

発 行 日:月2回発行(二十四節気ごと)
発行開始日:2010年6月18日

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