NPO法人日本伝統文化振興機構は、日本の伝統文化の継承・創造・発展のための活動を行っております。

JTCO日本伝統文化振興機構
日本語 | English
JTCO: Japanese Traditional Culture Promotion & Development Organaization
メルマガバックNo一覧
 2017年
 2016年
 2015年
 2014年
 2013年
 2012年
 2011年
 2010年

JTCOメルマガ『風物使』

2015年03月02日 配信
「菱餅に迎春祝う」~ 季節の使い・JTCO『風物使』啓蟄号

:..。o○☆○o。..:*゜*:..。o○☆○o。..:*゜*:..。o○☆○o。..:*゜

 「菱餅に迎春祝う」~ 季節の使い・JTCO『風物使』啓蟄号
    vol.78 2015年3月2日発行(旧暦 1月12日・睦月)

*:..。o○☆○o。..:*゜*:..。o○☆○o。..:*゜*:..。o○☆○o。..:*゜


┏‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥┓
 このメルマガは、NPO法人日本伝統文化振興機構(JTCO)のメールマガ
 ジンにお申し込みくださった方、もしくは当機構活動にご協力いただ
 いている個人/団体/法人様にお送りしています。
┗‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥┛

拝啓
朝晩に寒さを感じる日々ですが、少しずつ春の訪れを感じるようになりました。
先日は、フキノトウの天ぷらをいただき、ほろ苦い春の味を堪能しました。ダ
ウンコートから春の軽やかなコートへ衣替え出来る時期ももうすぐですね。

+‥‥+ 2015年啓蟄号  目次 +‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+

 ・今号のテーマ………   【食物】三色の想い:菱餅       
 ・季節の行事…………   生野・銀谷のひなまつり[兵庫県朝来市]
 ・和遊苑 おすすめの一品 【箱根寄木細工】名刺入れ/カードケース
 ・JTCOからのお知らせ   ホワイトデー特集開催中!
 ・編集後記


,:* 今 号 の テ ー マ ━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥…

【食物】三色の想い:菱餅

梅の開花便りが各地から届き、桃の開花も待ち遠しい日々ですが、新暦の桃の
節句に合わせ雛人形を飾っているご家庭も多いのではないでしょうか。桃の節
句に欠かせない食べ物の一つが、『菱餅』です。


菱餅は、赤・白・緑の3色からなる菱形の餅で、3月3日の桃の節句のお祝いに、
ひなあられやちらし寿司と共に食べられる行事食です。菱餅の起源は、古代中
国の上巳節(じょうしせつ・3月最初の巳の日に祓や禊を行う風習)に母子草
(ハハコグサ、春の七草のゴギョウ)を入れたお餅を食べる風習だと言われて
います。母親と子供が健やかに過ごせることができるように、との願いが込め
られています。この風習が日本に伝播された時に、母子草を使うと母と子をつ
いて餅にすると嫌われたこともあり、ヨモギを使ったヨモギ餅に代わりました。
(*1)

上巳節は、次第に平安時代の「人形遊び」と「上巳の節句」が結びつき、女の
子の健やかな成長を願う「桃の節句」としての意味合いを持つようになりまし
た。江戸時代になると、徳川幕府によって五つの節日(せつにち)の一つ、桃
の節供と制定されたことにも後押しされ、全国的にも広まりを見せるようにな
ります

江戸時代初期には、餅は菱形の菱餅として形を変えていきます。形がひし形を
しているのは「大地」を表しているという説があります。中国古代の伝説では、
天は丸く大地は四角いものと考えられていて、天は男子の徳、地は女性の徳を
持ったものと信じられていました。そのため女の子の節供である雛祭りの餅は、
女性の徳をもった大地をかたどって菱形に作るのが良いと考えられていたそう
です。(*2) その他にも、心臓の形や菱の実の形が由来だとの解釈もありま
す。

菱の実には、中国では、ある村を荒らしていた龍の怒りを鎮めるために、毎年
娘を人身御供していた龍に対し、「菱の実」を投げて退治したという逸話から、
災いや邪気を払い女の子を守ると古くから信じられてきました。(*3)菱に
はとげがあり、日本でも古くは忍者が、追手の追撃をかわすために乾燥したま
きびしを使っていたともいわれています。

明治時代に入ると、山梔子(サンシシ。クチナシの実のこと)を入れた赤が入
り、現代に見るような「緑・白・赤」の3段の菱餅として定着しました。
この3色にはそれぞれの原料の効能も含め、次のような意味や思いが込められ
ています。

「桃色」・・・クチナシの赤い実は解毒作用があり、魔除けの意味があります。
桃の花のイメージカラーでもあります。
「白色」・・・菱の実は血圧を下げる作用があり、長寿や純粋、子孫の繁栄を
願います。清浄や純白など雪のイメージカラーでもあります
「緑色」・・・よもぎは強い香りをもつので、厄除けの効果があるとされてい
ます。また、健やかな子供の成長を願います。新緑のイメージカラーでもあり
ます。

この3色は積み重ねる順番により雪解けの春の光景も表現しています。上から
「桃色・白色・緑色」の順番だと、地上では桃の花が咲き、残雪の下には新芽
が力強く芽吹いている様子をあらわしています。「桃色・緑色・白色」の順番
ですと、桃の花が見事に咲き誇り、新芽が雪の中から顔を出している情景を表
現しています。近年では、華やかさを演出するために、菜の花をイメージした
黄色を加えることのあるのだそうです。(*4)更に、5色や7色など、豪華な
菱餅も見られるとのことです。

3月3日は、女の子の成長の無事を祈願する日でもありますが、暖かな春を迎え
られた喜びをみんなで分かち合える日にもしたいですね。みなさまも、素敵な
「桃の節句」をお迎えください。

<参考文献>
*1 All About, 菱餅とひなまつりの色の由来,
http://allabout.co.jp/gm/gc/220647/
*2 生活の知恵, ひな祭りに食べるのは菱餅?その意味や由来は?桜餅や草餅
は食べないの?, http://xn--u9jz95li9h31hrrd.jp/archives/437
*3巷の聞き耳ブログ, ひな祭りの由来と桃の花や菱餅を飾る意味!雛人形の
片付方の一工夫, http://1banseikou.com/?p=2065
*4 ひな祭り・祝日、記念日、年中行事, 菱餅とひな祭りの色,
http://shanghaishanghai.seesaa.net/category/8818683-1.html

,:* 季 節 の 行 事 ━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥……

生野・銀谷のひなまつり
[兵庫県朝来市](3月3日~8日)

国の重要文化的景観に選定された生野鉱山及び鉱山町。JR生野駅から生野銀山
までの古い民家や商店など約150軒に、おひな様やかわり雛が飾られます。散
策マップを手に、銀谷の懐かしい町並みとあわせてゆっくり探訪できます。

JRおでかけネット「銀谷のひなまつり」
http://guide.jr-odekake.net/event/20025
※PCサイト

,:* 和遊苑 おすすめの一品 ━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥

新しい名刺入れ(カードケース)で気分も一新!

【箱根寄木細工】名刺入れ/カードケース
http://wayouen.jp/?pid=77073651

26年度も残り約1ヶ月となりました。名刺入れ(カードケース)を変えて、27
年度からは気持ちを新たにスタートしてみませんか?

温かみのある伝統的な寄木細工ながら、スタイリッシュなデザインでお持ちい
ただきやすく、ビジネスシーンでも、プライベートでも、名刺やカードを取り
出す楽しみが生まれます。就職や入学のお祝いにも喜ばれる事、間違いありま
せん。


,:* JTCOからのお知らせ ━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥……

ホワイトデー特集開催中!

和遊苑   :http://wayouen.jp/
特集ページ :http://wayouen.jp/?mode=grp&gid=1071715

当機構のオンラインショップ『和遊苑』にてホワイトデー特集を開催中です。
何を選んだら良いかお悩みの皆様も、是非ご参考になさってください。和のラ
ッピングで包めば、もう完璧です。
長く受け継がれてきた伝統工芸品の数々は、大切なあの人にあなたの想いを届
けてくれることでしょう。

,:* 編 集 後 記 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥……

『風物使』第78号(2015年啓蟄号)を最後までお読みくださったみなさま、誠
にありがとうございました。

みなさまのご家庭では雛人形は飾られていますか?私の家では雛人形は、お内
裏様とお雛様を飾り、ひなあられや菱餅をお供えしています。幾つになっても
桃の節句は心が躍るものですね。明日の雛祭りは、菱餅の歴史や意味を考え
ながら、家族でお祝いをしたいと思います。

全国各地では、「生野・銀谷のひなまつり」のように桃の節句のお祭りも多く
開催されていますので、お時間がありましたら是非ご参加ください。

+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+

【季節の使い・JTCO『風物使』】

発 行 日:月2回発行(二十四節気ごと)
発行開始日:2010年6月18日

▼配信先の変更・メールマガジンの解除

JTCOサイトからお申し込みいただいた方:
https://www.ssl-im2.com/jtco/magazine/

メルマガ配信サービスからお申し込みいただいた方:
☆まぐまぐ
http://www.mag2.com/m/0001175473.html
☆メルマ!
http://www.melma.com/backnumber_187367/
☆メルモ(携帯用ダイジェスト版)
http://merumo.ne.jp/00581395.html

▼バックナンバーはこちら(PC用)
http://www.jtco.or.jp/pages/magazine.html

▼ご意見ご感想はこちらまで(PC用)
https://www.ssl-im2.com/jtco/inquiry/

+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
【発行元】

特定非営利活動法人 日本伝統文化振興機構(JTCO)
〒105-0002 東京都港区愛宕1-3-2-1401
TEL/FAX: 03-3431-5030
Webサイト: http://www.jtco.or.jp/
編集責任者: 小坂 典子

※本メールは「MSゴシック」などの等幅フォントで最適に表示されます。

+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+

Copyright(C) 特定非営利活動法人 日本伝統文化振興機構(JTCO)
All rights reserved.



2017年秋色&新商品特集メルマガ会員募集郷土料理全国伝統工芸品フォトギャラリー掲載協力団体、企業一覧英語翻訳ボランティア募集歴史レポーターボランティア募集歌舞伎座木挽町広場催事出展者募集JTCO@Facebook