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JTCOメルマガ『風物使』

2015年01月07日 配信
「門松飾り 福来たる」~ 季節の使い・JTCO『風物使』小寒号

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 「門松飾り 福来たる」~ 季節の使い・JTCO『風物使』小寒号
    vol.74 2015年1月7日発行(旧暦 11月17日・霜月)

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 いている個人/団体/法人様にお送りしています。
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拝啓
年初めから早くも1週間が経過し、昨日から仕事始めの方も多くいらっしゃる
と思いますが、年末年始はゆっくり過ごされたでしょうか。
本日は、七草粥をいただきながら本年の無病息災を願い、英気を養っていきま
しょう。

+‥‥+ 2015年小寒号  目次 +‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+

 ・今号のテーマ………   【風習】歳神様をお迎えする:門松
 ・季節の行事…………   野沢温泉の道祖神祭り [長野県野沢温泉村]
 ・和遊苑 おすすめの一品 【印伝】長財布 <華市松・紺>
 ・JTCOからのお知らせ   英語サイトのご案内
 ・編集後記


,:* 今 号 の テ ー マ ━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥…

【風習】歳神様をお迎えする:門松

「門松は冥土の旅の一里塚めでたくもありめでたくもなし」(一休宗純)

(訳:お正月の象徴である門松を立てるという事は、めでたいことです。一方
で、年を一つ重ねることはあの世に近づくことでもある(※)ので、めでた
くはないのだよ。)
※「数え年」という考え方。生まれた時を1歳とし、正月を迎える度に年
齢を1歳重ねる計算方法。七五三や長寿祝などの人生通過儀礼では数え年を節
目に祝われる。

年の暮れから年初めより門松を見る機会も多くなりました。最近では、各家々
で飾るのを見るよりも、店舗や企業、公的機関で飾っているのを見る機会のほ
うが多く感じます。みなさまは、なぜ正月に門松を飾るのか考えてみたことは
あるでしょうか。

門松は、歳神様を家にお迎えするための目印として、正月の家々の門前に立て
るもので、「松飾り」、「飾り松」、「立て松」といいます。正式な門松は、
竹を三本束ねて、まわりに松をあしらい、むしろで包んで、荒縄で三ヶ所を七
五三(下から七、五、三巻と、筋目を見せる)に結び、雄松、雌松と対に立て
ますが、地方によって様々な形があります。(*1)

例えば、「関東」では、松は竹よりも低く竹の足元に挿していますが、「関
西」では、松は竹よりも高く、竹を扇型に囲むように挿すようにするとのこと
です。同じ関西でも兵庫県西宮市の西宮神社では「逆さ門松」といって、松を
上下逆さまに挿します。これは、神様が降りてくる際に松の針葉が刺さらない
ように下に向けるのだそうです。そのほかにも、地方によって様々な形が存在
します。(*2)

門松の原型は、唐の時代の中国で、家の門前に不老長寿を象徴する松を飾った
ことが起源だといわれています。(*3)日本では、平安時代後期には正月に
松や賢木を門戸に飾った詩を惟宗孝言が、『本朝無題詩』の中で詠んでいるこ
とから、平安時代にはその風習が定着していたのではないかといわれています。
なお、「門松」という言葉を最初に使って詠んだのは、藤原顕季で『堀河百首
除夜』に下記の歌を残しています。(*2)

「門松をいとなみたてるそのほどに春明がたに夜や成ぬらん」

(訳:大みそかに門松を立てはじめてみたが、試行錯誤している間に年が明け
て元旦を迎えてしまったよ)

門松は、室町時代に入ると松とともに竹が使われるようになります。(*3)
竹は、節がありまっすぐ伸びることから、まっすぐに幸せな人生の節目を迎え
られるようにとの願いも込められています。また、竹の節をからめて斜めに切
った時に切り口が「笑口」に似ていることから「笑う門には福来る」との言葉
通り、縁起がいいとされています。(*4)

門松を飾る時期は、12月25日以降に設置し、28日までに立てるのが良いとされ
ています。31日に飾るには、「一夜飾り」になるので避けられています。同様
に、29日立てるのは「九松」といって「苦待つ」となること、12月29日なので
「二重苦」にも通じることから避けられています。門松を外す期間を「松の
内」といいます。歳神様をお迎えして役目を果たした門松は、一般的には七草
の7日に取り外します。地方によっては、4日、6日、あるいは小正月の15日ま
でとされています。(*1)

現在では、各家々で本格的な門松を見る機会は減ってしまいましたが、一方で
は「紙門松」といって、門松を描いた紙を家のドアなどに貼ることで代用して
いる家が多くみられます。本物の門松であっても、紙の門松であっても、歳神
様をお迎えして新年を祝う風習を大切にしていきたいですね。

<参考文献>
*1 湯沢グランドホテル, 門松の飾り方は,
http://www.yuzawa-gh.co.jp/annualfunction/syougatu/syougatu_main_frame
/syougatu_main_frame.htm
*2 日本の門松.com, 門松の由来と歴史,
http://kadomatsu-japan.com/history/
*3 門松, 門松の由来, http://www.kadomatu.jp/history/index.html
*4 森林・林業学習館, 門松の由来,
http://www.shinrin-ringyou.com/topics/kadomatu.php


,:* 季 節 の 行 事 ━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥……

野沢温泉の道祖神祭り
[長野県野沢温泉村] (1月13日~1月15日)

初子の祝い・厄年の祓い・良縁祈願と火祭りをあわせた壮大なお祭り。平成5
年には国の重要無形文化財に指定されるなど、日本を代表する道祖神行事の一
つ。特に、最終日の大規模な攻防戦を繰り広げる火祭りは見物である。男女の
形を模した良縁祈願の木造道祖神や子の成長を祈って作られる初灯籠が特徴的
な道具も登場する。

日本伝統文化振興機構「野沢温泉の道祖神祭り」
http://www.jtco.or.jp/japanese-culture/?act=detail&id=82&p=0&c=20


,:* 和遊苑 おすすめの一品 ━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥

【印伝】長財布 <華市松・紺>
http://wayouen.jp/?pid=57196102

印伝は、「インドから伝来した」という意味を持つ伝統工芸品です。鹿革の中
でももっともきめの細かい希少な革を使用しているため、漆は剥がれにくく経
年と共に艶が増していきます。シンプルながらも、華やかなデザインは老若男
女問わずご愛用いただける一品です。いつも使う長財布だからこそ、使い心地
がよく長くお使いいただけるものを選んでいただきたいです。同柄の黒もおす
すめです。


,:* JTCOからのお知らせ ━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥……

英語サイトのご案内

JTCOの英語サイトをご覧になったことはありますか?現在、伝統工芸品館や伝
統文化館の記事が続々とアップされています。また、月3回風物使を配信して
おります。日本の文化を英語でどのように伝えるかなどの表現方法は、非常に
勉強にもなり、日本の文化を違った視点からも見るきっかけにもなると思いま
す。是非、皆様もご覧ください!!

JTCO 英語サイト
http://www.jtco.or.jp/en/

※当機構の多言語は、翻訳ボランティアの皆様のご協力を頂いております。

,:* 編 集 後 記 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥……

『風物使』第74号(2015年小寒号)を最後までお読みくださったみなさま、
誠にありがとうございました。

遅ればせながら、新年明けましておめでとうございます。発行がご無沙汰にな
りまして、申し訳ありませんでした。元日には関東でも多くの地域が積雪とな
り、印象に残る年初めとなりました。

みなさまは、本年はどのような年にしていきたいですか?私は、個人的には未
経験のことに色々挑戦していく1年としていきたいと思っております。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

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【季節の使い・JTCO『風物使』】

発 行 日:月2回発行(二十四節気ごと)
発行開始日:2010年6月18日

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〒105-0002 東京都港区愛宕1-3-2-1401
TEL/FAX: 03-3431-5030
Webサイト: http://www.jtco.or.jp/
編集責任者: 小坂 典子

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