地域のよさを生かした地域活性化策
2011/10/05地域のよさを生かした地域活性化策
広島県境の中山間地にある島根県邑南町が「食」や「子育て」支援を軸にU・Iターン者の確保と産業振興に力を入れている。町の人口は過去40年間で3割りも減少したということです。しかし2008年以降はU・Iターン者を38人も確保し、今後5年間で200人増やすのが目標にしているといううことです。
邑南町の振興策は、同町では未経産牛のみ年間200頭限定で育てる「石見牛」の生産や、自然放牧牛から絞った牛乳、湧き水で養殖した「チョウザメ」からとれる「キャビア」など、地元の自然を生かした長期的な計画の下の「村おこし」をしている。これらの地元産食材を・商品を集めた「邑南町A級グルメ祭り」を開催。
また、子育て支援として「日本一の子育て村」計画をスタートさせ、予算2億3000万円で、第2子の保育料を全額無料、中学までの医療費も無料としている。
いま、地方は「人口減少」「少子化」・「老人人口の増加」・「地域産業の地盤沈下」・「放置農地の増加」など、地域は疲弊しきっている。地方の時代だと言われたり、地方自治が言われるが、現実は程遠いものがある。
この邑南町のような、地元なり良さ、強みを生かした本当の「村起こり」・「地域活性化」が全国広がる事を期待したいです。
(参考・日経新聞2011/10/4) Oikawa Shugo