NPO法人日本伝統文化振興機構は、日本の伝統文化の継承・創造・発展のための活動を行っております。

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地元へのこだわり・・・被災と生活

2011/05/06
地元へのこだわり・・・被災と生活

(県外からの避難進まず・・地元へのこだわり強く・・)

観光庁は全国の自治体に旅館やホテルなどを借り上げて避難者に提供するように呼びかけているとのことです。避難先は新潟、群馬県などの被災地域の隣県が中心で、県外の施設に移ったのは、4月末時点で3000人。福島県内から約140人が御殿場市に避難したケースなどもあるということですが、津波被害を受けた岩手、宮城両県の沿岸部では依然として体育館や学校などの避難所としてとどまる人が多いといわれます。地元へのこだわりが強いと見られ、観光庁は県外避難を呼びかけている。各自治体は受け入れ経費として、一人一日5千円を旅館や宿に支給し、これを国が負担する仕組みになっている。ただ補助があっても3回の食事や人件費を考えると、個々の旅館や宿は費用は賄いきれないという。湯沢町の長松さんは「5千円以下でも避難者を受け入れるつもりだった。採算は気にしない」と話すが、経済的負担をどう軽減していくかが課題のようです。
(平成23年5月2日日本経済新聞より) oikawa