総数:399件
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主要製造地域:富山県 |
《特徴》
現在、名工らの子孫によって受け継がれてきた伝統ある「井波彫刻」は時代の流れとともに豪華さを誇った寺社彫刻から民家の室内彫刻へと多くは移り変わっていまして、なかでも住宅欄間はその主力となっています。
昭和22年に井波彫刻協同組合を結成し、昭和50年には通産大臣より伝統工芸品の指定を受けました。
そして現在では伝統工芸だけでなく、日展などへの作家活動も盛んです。
過去220年にわたって、培われてきた技術の集積がいま伝統となって欄間をはじめ獅子頭・天神様・衝立・パネルなどのなかからうかがえます。
[ 国指定伝統的工芸品(経済産業大臣指定)]
提供 : 井波彫刻協同組合 様
現在、名工らの子孫によって受け継がれてきた伝統ある「井波彫刻」は時代の流れとともに豪華さを誇った寺社彫刻から民家の室内彫刻へと多くは移り変わっていまして、なかでも住宅欄間はその主力となっています。
昭和22年に井波彫刻協同組合を結成し、昭和50年には通産大臣より伝統工芸品の指定を受けました。
そして現在では伝統工芸だけでなく、日展などへの作家活動も盛んです。
過去220年にわたって、培われてきた技術の集積がいま伝統となって欄間をはじめ獅子頭・天神様・衝立・パネルなどのなかからうかがえます。
[ 国指定伝統的工芸品(経済産業大臣指定)]
提供 : 井波彫刻協同組合 様
素材 | クス・ケヤキ・キリ |
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製法・工法 | 【1】 原木選び
くすのき、けやき、きり等をおもに国内から仕入れます。 【2】 自然乾燥 半年~1年乾燥させます。 【3】 切り取り 大きさや厚さを考えて切ります。 【4】 下絵作成 材料の寸法内に図柄の構図を考え木炭で和紙に描きます。 【5】 穴あけ 下絵を材料に写し、図柄のおよそのアウトラインにそって、糸ノコ機で不要部分を切り取ります。 【6】 荒おとし 図柄全体の不要な部分15~16種類の荒けずりノミをゲンノウでたたき彫り崩して、りんかくの大体の目安をつけます。 【7】 自然乾燥 約1ヶ月乾燥させます。 【8】 荒彫り 図柄全体をさらに70種類のノミを使い分け彫り下げ表面をより量感敵的にします。 【9】 小彫り さらに彫刻を浮き上がらせるため、細い荒彫りノミ200数本を使います。 ここまでの工程を裏面も同様に仕上げます。 表を鏡で写し、穴空けしたすき間から表と裏がずれないように彫っていきます。 【10】 仕上げ彫り 細かい部分を緻密に彫り、ペーパー類は、一切使用せずにノミのタッチだけで仕上げます。 職人はふつう100~120本のノミを使い分け約200本持っています。 作品により、工程段階に塗りが入ったり異なる場合があります。 ※完成日数(欄間:二枚一組で約3ヶ月、獅子頭:約3週間) |
歴史 | 明徳元年(1390年)本願寺五代綽如上人(しゃくにょしょうにん)は、後小松天皇の勅許(ちょっきょ)天皇より命令が下ることにより井波別院を創設しましたが、いく度か焼失しそのつど再建されました。
特に江戸時代中期、瑞泉寺本堂再建のおり、本堂彫刻のため、京都本願寺より、御用彫刻師・前川三四郎が派遣(命じて出向かせること)され、このとき地元大工・番匠屋九代七左衛門ら四人がこれに参加し、前川三四郎について彫刻の技法を本格的に習ったのが井波彫刻の始まりです。 寛政4年(1792年)瑞泉寺勅使門(ちょくしもん)菊の門扉、両脇に彫刻した「獅子の子落とし」は七左衛門の代表作で、狩野派風な図柄で浮き彫りの技法が駆使され、日本彫刻史上の傑作とされています。 以後、その門流が江戸時代末期頃まで主に神社仏閣彫刻などにその技法を競っていました。 明治時代に入ってから寺院欄間に工夫をこらして新しい住宅用の井波欄間の形態が整えられ、特に初代・大島五雲は欄間彫刻の研究に没頭して新生面を開きました。 昭和に入ってからも、寺社彫刻は活発で、東本願寺・東京築地本願寺・日光東照宮など全国各地の寺社・仏閣の彫刻を数多く手がけ、それと並行して一般住宅欄間・獅子頭など・置物にも力が注がれました。 |
関連URL | http://www.inamichoukoku.com/ |
◆展示場所
井波彫刻総合会館
〒932-0226 富山県南砺市(井波)北川733
TEL : 0763-82-5158 / FAX : 0763-82-5163
開館時間 : 9:00~17:00 (入館は4:30まで)
休館日 : 原則として毎月第2・第4水曜日、年末年始(事前にご確認ください)
入館料 : 大人500円、小中学生250円、団体割引(25名以上)大人400円、小中学生200円