総数:401件
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主要製造地域:三重県 |
《特徴》
現在、紫泥急須や土鍋がその代表とされる「萬古焼」。
その発祥は江戸時代の中期(1736~41)、桑名の豪商・ぬなみろうざん沼波弄山が鎖国という閉ざされた時代であったが故に思い抱く、海の向こうの世界を空想で描いた異国的な陶器でありました。
後世に受け継がれ永続することを願い、弄山自身が名付けました。焼き方にも形にもとらわれない自由な発想から生まれた焼き物、「萬古の印があることがいちばんの特徴」と言われるほど形は多彩。現在では、四日市市と菰野町を中心に窯元数は100社以上にのぼります。
大きな特徴として、萬古焼土鍋はその陶土にあります。耐熱性に特にすぐれガスレンジや炭火等の空焚きや直火に対しても、高度の耐久性を発揮します。
それは陶土原料に含まれるリチゥム鉱石の働きによるもので、この鉱石が陶土中に約40%前後の含有が有るために直火にかけたり空焚きに対しても耐える十二分に耐える商品が開発できるのです。
[ 国指定伝統的工芸品(経済産業大臣指定)]
提供 : 萬古陶磁器工業協同組合 様
現在、紫泥急須や土鍋がその代表とされる「萬古焼」。
その発祥は江戸時代の中期(1736~41)、桑名の豪商・ぬなみろうざん沼波弄山が鎖国という閉ざされた時代であったが故に思い抱く、海の向こうの世界を空想で描いた異国的な陶器でありました。
後世に受け継がれ永続することを願い、弄山自身が名付けました。焼き方にも形にもとらわれない自由な発想から生まれた焼き物、「萬古の印があることがいちばんの特徴」と言われるほど形は多彩。現在では、四日市市と菰野町を中心に窯元数は100社以上にのぼります。
大きな特徴として、萬古焼土鍋はその陶土にあります。耐熱性に特にすぐれガスレンジや炭火等の空焚きや直火に対しても、高度の耐久性を発揮します。
それは陶土原料に含まれるリチゥム鉱石の働きによるもので、この鉱石が陶土中に約40%前後の含有が有るために直火にかけたり空焚きに対しても耐える十二分に耐える商品が開発できるのです。
[ 国指定伝統的工芸品(経済産業大臣指定)]
提供 : 萬古陶磁器工業協同組合 様
素材 | 知多黄土・垂坂黄土・垂坂青土・村上粘土・木節粘土・滝川陶石・河合陶石 |
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製法・工法 | 【成形技術】
・ロクロ成形 ロクロによる成形技術は、各地の平物、壺、土瓶、急須のロクロ成形法を取り入れ、独自のものを生み出しました。 ロクロによる急須成形法は、幕末に美濃赤坂から萬古窯にきた美濃赤坂・温故焼の陶工清水平七と共同研究したもので、木型萬古の注口、取っ手らの成形法を組み入れています。 現在は全てをロクロで成形します。 ・木型成形 木型による成形技術は、再興萬古の森有節発明考案の、分解する木型による成形法を継承したものです。 木型に貼り付ける板土は、伸し板台と伸し棒で、薄く作られます。 その為に、均一な薄さの精巧な製品の量産を可能にし、練り込み、切り嵌め、友禅などの装飾や土型併用のものが考案され、四日市独自の技法が発達しました。 ・手捻り成形 手捻り成形技術は、木型成形に満足しない手先の器用な者達によって、考え出されたもので、四日市萬古焼のみに見る精巧細微な技です。 手捻り成形には1ひねり出し成形と2ひも作り成形のニ法があります。 1の法は、適量の陶土を手に持ち、指頭でひねり出すもので、熟練が要求されます。 2は、ひも状の陶土を積み上げる一般的な陶法です。 【装飾】 ・上絵付け 上絵付けは、本焼成された器物に上絵の具で絵を描き、上絵窯で焼き付けるのですが、この窯を萬古では錦窯と呼んでいます。 古萬古は硬彩でしたが、再興萬古の有節以来軟彩によっています。 にかわ引きされた器の表面に、習練された・盛り絵・ぼかし・線描き・たたき・イッチン・はけ目の技法を駆使して華麗な絵が描かれます。 ・素地の模様付け 成形された急須の素地に、次のような模様付けが考案され、装飾として製品に変化と味わいを加えています。 ・透かし紋(ポンスと小刀使用)・びり(飛びカンナ)・千筋・亀甲・松皮・石目(ローラー)・虫くい(針による)・張り付け・彫り・ちぎれ線筋(針金使用)・櫛目(櫛を使用)・印花・化粧掛け・どべたたきなど。 ・彫り模様付け 彫り模様付けは、素地の乾燥状態の特性を見極めて行う加飾技法です。 基本となる・線彫、松を描く・引き彫り、立体的に彫りだす・まがり刀彫りなどがあります。 さらに彫彩と呼ばれる技法は、萬古焼紫泥急須特有のもので、素地に白絵土を筆で塗り、絵柄を刀で描き落とした後、絵の具で彩色。一度の還元焼成で色鮮やかな美が誕生します。 |
歴史 | 室町時代に、楽市楽座の自由商業都市として栄えた桑名の有力な回船問屋沼波家[ぬなみけ]は、陶器専属の問屋で、当時茶碗として有名だった伊勢天目[てんもく]を扱いました。
その沼波家が江戸時代に作り始めたのが萬古焼です。 屋号の萬古屋から命名した「萬古」「萬古不易[ばんこふえき]」の名は、何時の世までも栄える優れた焼き物という意味であり、伝統は現在に受け継がれています。 |
関連URL | http://www.banko.or.jp/ |
◆展示場所
ばんこの里会館
〒510-0035 三重県四日市市陶栄町4番8号
TEL : 059-330-2020 / FAX : 059-330-2021
開館時間 : 9:00~21:00
休館日 : 年末年始、月曜日(祝日の場合は営業)
◆イベント開催
◎ばんこの里会館
体験の他に週1回の陶芸教室等あります。
◎BANKO LIFE
『ばんこの里フェスタ』等イベントの案内があります。
(※萬古陶磁器工業恊同組合が運営するウェブサイトです。)