総数:401件
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主要製造地域:京都府 |
《特徴》
日本は人形の宝庫といわれていますが、それは古くから京都を中心として発達してきました。
京都の人形は非常に細分化された製作工程を経て製作されます。
専門化した各製作過程の中で、その技術に熟達した職人の手仕事によって、確かな品質の人形が作られています。
この高度に専門化した製作システムが、京人形ならではの深みと品質をもたらすのです。
年月を経ても飽きの来ない気品と趣は、職人の技術の錬磨と妥協を許さない厳しい製作姿勢によって形づくられ、京人形を求める皆様に愛されています。
[ 国指定伝統的工芸品(経済産業大臣指定) ]
提供 : 京人形商工業協同組合 様
日本は人形の宝庫といわれていますが、それは古くから京都を中心として発達してきました。
京都の人形は非常に細分化された製作工程を経て製作されます。
専門化した各製作過程の中で、その技術に熟達した職人の手仕事によって、確かな品質の人形が作られています。
この高度に専門化した製作システムが、京人形ならではの深みと品質をもたらすのです。
年月を経ても飽きの来ない気品と趣は、職人の技術の錬磨と妥協を許さない厳しい製作姿勢によって形づくられ、京人形を求める皆様に愛されています。
[ 国指定伝統的工芸品(経済産業大臣指定) ]
提供 : 京人形商工業協同組合 様
素材 | 糸・和紙・ニカワ・桐・胡粉…等 |
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製法・工法 | ◆頭
[1] 原形 木彫りで頭の原型をこしらえます。 [2] 雌型 松脂または樹脂で原形の型をとります。 [3] 生地押し 木のひき粉・生麩糊・軸を混ぜ、型に入れます。 [4] 乾燥 培炉で乾燥させます。 [5] 彫塑 形の修正をします。 [6] 眼入れ 義眼をはめます。 [7] 地塗り 胡粉・にかわで下地を塗ります。 [8] 置上 胡粉で肉付けします。 [9] 中塗り 胡粉を塗り重ねます(5~8回)。 [10] 木拭き さらし木綿で表面の凸凹を修正します。 [11] さらえ 小刀で目・口を彫り起こします。 [12] トクサがけ 木賊で表面を滑らかにします。 [13] 上塗り 液状の胡粉を塗ります。 [14] マユ・口紅・生え際 日本画用の粉絵の具で筆入れをします。 [15] 磨き さらし木綿で更に磨きます。 ◆髪つけ [1] 原糸 生糸(残糸) [2] 黒染 黒染・油気抜き(黒染業者に外注)コテを当て伸ばし、ツヤを出します。 [3] 頭にミゾを彫る 小刀で髪を植え付けるための溝を彫ります。 [4] 髪 糊で髪を植え付けます。 [5] はりぬき ひな人形のおすべらかしの型和紙を重ね、糊で貼りあわせます。 [6] ひな人形型付け はりぬきをニカワで接着します。 [7] 結い上げ くし、かんざし、さいし等髪飾りを差します。 ◆小道具…垂桜冠(男雛の冠の場合) [1] 木型 [2] 型取り 上質和紙・糊 [3] 胡粉塗り 灰色胡粉 [4] 紗布張り 表面に網状の紗布を張り重ねます。 [5] かんざしを差す 巾子にかんざし(竹の棒)を横に差します。 [6] 塗料塗り カシュー塗料 [7] 桜を立てる 桜はボール紙に紗布を張り、塗色します。 ◆手足 [1] 木地 桐板 [2] 形取り 板を鋸・カンナで裁断し、長さ・太さを揃えます。 [3] 孔あけ キリで針金(指)を差し込む孔をあけます。 [4] 針金を差し込む 紙巻き針金を所定の長さに切り揃え、孔に差し込みます。 [5] 針金を曲げる 指の形に応じ針金を曲げます。手首の部分を削ります。 [6] 地塗り 胡粉・ニカワ [7] 指を彫る 五指の区切りを小刀で刻み込みます。 [8] トクサがけ ペーパー磨き・トクサがけ [9] 上塗り 胡粉・ニカワ [10] 爪に色を差す ◆着付け [1] 胴作成 稲ワラを束ね、糸・和紙を巻きます。 [2] 板付 ベニヤ板をボンドで付けます。 [3] 手足取付 男物は足を付け、女物は手のみ付けます。 [4] 針金を胴に差し込む ポーズに合わせあらかじめ針金を曲げます。 [5] 着付け ・襟…和紙で着物の型を作成 ・胸… 和紙を金襴や友禅などの裂地に張りあわせます。 ・上着… 裁断・仕立て・糊付・糸縫い ・腕折り…ポーズ付け [6] 頭をつける |
歴史 | 人形の起源は古く、縄文時代の土偶や古墳時代の埴輪にまでさかのぼることができます。
これらはいずれも信仰や呪術の対象物として用いられたことがうかがわれます。 平安時代の「ひとがた(人形)」「かたしろ(形式)」なども疫病を払うため、あるいは災厄の身代わりを願うなど、呪術的な意味合いを持っていました。現在でも、ひとがたに穢れを移し、川に流して厄を払う「流し雛」として一部に残っています。 この「ひとがた」が、呪術的な性質が薄れ、次第に少女の遊びへと変化していきます。 宮廷サロン文化が隆盛を極めた平安時代には、貴族の姫君の遊びとして流行しました。 こうした貴族の姫君が愛玩した人形を作ってきたのは、京都の職人であり、貴族文化のお膝元で、京都の人形職人の腕は自然と磨かれてきました。 江戸時代に入り、国政の中心が江戸に移っても、人形は相変わらず京都を中心に発達していきます。 こうした京都の長い歴史と洗練された伝統工芸が、京人形の高い品質を支えてきたのです。 |
関連URL | http://www.kyo-ningyo.com/index.html |
◆展示場所
京都伝統産業ふれあい館
〒606-8343 京都市左京区岡崎成勝寺町9番地の1 京都市勧業館みやこめっせ 地下1階
TEL : 075-762-2670 / FAX : 075-761-7121
◆イベント開催
◎端午の節句
男の子の健やかな成長を祈る端午の節句の復権のため、5月5日、京都のまちを鯉のぼりで飾ります。
開催時期 : 4月中旬~5月5日
開催場所 : 京都市内各所
◎人形供養
供養祭には、持ち込まれたお人形を並べ、年に一度の総供養の日として、お勤めが盛大に執り行われます。毎朝のお勤めに参列はできませんが、供養祭には参列していただき、お焼香もしていただけます。
開催時期 : 10月14日
開催場所 : 宝鏡寺