総数:400件
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主要製造地域:岐阜県 |
《特徴》
岐阜和傘は、細物、すなわち畳むと細く収まる傘の製造に優れた技術を有し、豊富な装飾技法が継承されています。
主に日常生活用に供されるものとして、岐阜和傘は雨傘や日傘として用いられたとともに、日除けとして大型の野点傘や、差し掛け傘が使われてきました。また、和風のディスプレイとして多く利用されているとともに、七五三や結婚式など日本人の人生の節目の行事にも欠かせないアイテムです。
近年では、若い人たちにもその魅力が広まり、マイ和傘として買い求める姿も見られます。さらには、日本舞踊、全国の寺社の祭礼や歌舞伎や文楽などの伝統芸能において和傘は欠かせない道具であり、和傘は日本人の生活と密接関係にあるものです。
[ 国指定伝統的工芸品(経済産業大臣指定)]
提供 : 一般社団法人 岐阜和傘協会 様
岐阜和傘は、細物、すなわち畳むと細く収まる傘の製造に優れた技術を有し、豊富な装飾技法が継承されています。
主に日常生活用に供されるものとして、岐阜和傘は雨傘や日傘として用いられたとともに、日除けとして大型の野点傘や、差し掛け傘が使われてきました。また、和風のディスプレイとして多く利用されているとともに、七五三や結婚式など日本人の人生の節目の行事にも欠かせないアイテムです。
近年では、若い人たちにもその魅力が広まり、マイ和傘として買い求める姿も見られます。さらには、日本舞踊、全国の寺社の祭礼や歌舞伎や文楽などの伝統芸能において和傘は欠かせない道具であり、和傘は日本人の生活と密接関係にあるものです。
[ 国指定伝統的工芸品(経済産業大臣指定)]
提供 : 一般社団法人 岐阜和傘協会 様
素材 | 真竹、傘紙、エゴノキ |
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製法・工法 | 【1】傘骨づくり
ノコギリで真竹を輪切りにし、ナタを使って竹の繊維に沿って粗割りします。粗割りしたものをさらに細かく割って数十本の傘の骨を作り、太さと形を整えたら乾燥させます。 【2】柄づくり 「柄」とは傘を持つ棒の部分のことです。柄に使用する竹をコンロの火であぶりながらクセを直し、所定の長さに切断したのち竹の節を削ります。 【3】ろくろづくり エゴノキという木を削り、ろくろを2つ制作します。「ろくろ」とは、傘を開閉する時に手で上下させて動かすために柄の手元に付けるものと、傘の頭に取り付けるものの、2つの部品になります。 【4】繰り込み 先ほど作った2つのろくろを柄に差し込みます。このろくろと柄を組み立てる工程を「繰り込み」と呼びます。 【5】つなぎ 【1】の工程で製作した傘骨を1本ずつ糸でろくろにつなぎ合わせます。 【6】張り 和紙を張る工程に入ります。耐久性を高めるため、しわを寄せないよう注意しながら、のりを使って傘骨の間に紙を貼ります。 【7】仕上げ 乾燥させた後、油や付属品を付けて完成です。 |
歴史 | 江戸時代中期には現在と同様の和傘製造技術がすでに確立していました。江戸では細く軽い傘が流行しますが、岐阜県南部に位置する加納地区の傘問屋が江戸の問屋に対して販売する和傘商品の種類の幅を拡げることで、その製造技術が発展していきました。その背景には、武士の内職として傘づくりが奨励されたため、武士がデザインの新案や、傘骨の製作技術向上に大きな役割を果たしていたといわれています。
明治維新後は、国内外で開催された博覧会への出店を通じて技術の向上に取り組み、高い評価を得ました。明治36年の第五回内国勧業博覧会では、雨傘・日傘を出品した全国566人のうち、表彰を受けた岐阜の出品者が4人いたことから、岐阜和傘の製造技術の高さがわかります。 岐阜和傘の製造はほとんど手作業で行われてきました。昭和の時代も、ろくろ製造と傘骨づくりに機械を使用する以外はすべて手作業だったようです。現在では、傘骨成形の機械が電動になったほかは技術に大きな変化はみられず、江戸時代以来の伝統的な技術が大切に守られてきています。 |
関連URL | https://gifuwagasakyokai.jimdofree.com/ |
◆展示場所
お問い合わせ先
一般社団法人 岐阜和傘協会
〒500-8445
岐阜県岐阜市八島町7番地
Mail: wagasagifu@gmail.com