総数:400件
総数:400件
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主要製造地域:埼玉県 |
《特徴》
足袋は主として慶弔等の行事や和装着用の際に用いられます。黒足袋・色足袋が平服にしか合わせられないのに対し、白足袋は平服から礼服まで様々な場面で着用します。足先が親指(オヤ)と4本指(ヨツ)に分かれています。
また、茶人や僧侶、能楽師、歌舞伎役者、芸人等の芸能関係者や、旅館の仲居、芸者等仕事着としても履かれています。
[国指定伝統的工芸品(経済産業大臣指定)]
提供:「行田足袋」振興会 様
足袋は主として慶弔等の行事や和装着用の際に用いられます。黒足袋・色足袋が平服にしか合わせられないのに対し、白足袋は平服から礼服まで様々な場面で着用します。足先が親指(オヤ)と4本指(ヨツ)に分かれています。
また、茶人や僧侶、能楽師、歌舞伎役者、芸人等の芸能関係者や、旅館の仲居、芸者等仕事着としても履かれています。
[国指定伝統的工芸品(経済産業大臣指定)]
提供:「行田足袋」振興会 様
素材 | 木綿、ポリエステル(生地)、ニッケル(こはぜ)など |
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製法・工法 | 足袋の製造は、生地の傷、汚れを確認、また布の裁断をしやすくする、“ひきのし”から“仕上げ”まで13の工程で生産されています。
【1】ひきのし 裁断をしやすくするため、生地を重ねて揃えます。 【2】裁断 重ねた生地を金型で原型どおりに打ち抜きます。 【3】通し こはぜ*をかける太い糸を表生地に通し縫いをします。 *こはぜ:足袋の合わせ目をとめる小さな爪形の金具。 【4】押さえ 通した太い糸が動かないように止め縫いをします。 【5】ハギマチ こはぜを付ける部分の裏に当布をハギ合わせます。 【6】甲馳(こはせ)付け こはぜを縫い付けます。 【7】羽縫い(はぬい) 表地と裏地を縫い合わせ、表に返します。 【8】甲縫い(こうぬい) 甲の部分の内甲、外甲をそれぞれに縫い合わせます。 【9】尻止め かかとを丸い止め縫いにします。 【10】爪縫い(つまぬい) 指先のふくらみをつけながら、皮と底を縫い合わせます。底地に対し皮(表地と裏地)を縫い付けていく時に足のつま先と同じ様な立体的なふくらみを形作ります。 【11】廻し(まわし) 爪縫いから後のかかとの部分の表と底を縫い合わせます。 【12】千鳥(ちどり) 補強のため、廻し縫いをした外側を縫います。 【13】仕上げ 足袋に木型を入れて木槌で叩き形を整え、アイロンをかけてシワを伸ばします。 |
歴史 | 行田市周辺では近世初期から木綿が栽培され、そこから紡いだ糸を藍染めした青縞を主要な原料とした足袋の製造が行われるようになりました。城下町行田は忍藩のお膝元であり、藩領内には五街道の一つである中山道が通過しています。中山道を往来する武家、旅人の需要から足袋が町の主要産業になっていったと考えられています。1765(明和2)年に江戸の須原屋茂兵衛が刊行した中山道の道中案内(ガイドブック)である「東海木曽両道中懐宝図鑑」には、中山道が通る忍藩領吹上村の下に「忍のさしたび名産也」と記されおり、江戸地廻り経済の特産品として広く知られていました。
明治になり廃藩置県で職を失った武士が、足袋製造業に転業し、足袋底の製造会社「忍行社」を設立しました。足袋の生産量は年々増加し、最盛期には200を超えた中小の足袋屋が足袋を生産し、昭和13年の足袋生産量は8,400万足となり、全国一の足袋生産地になりました。 |
関連URL | https://www.gyoda-tabi.com/ |
◆展示場所
お問い合わせ先
「行田足袋」振興会
〒361-0077
埼玉県行田市忍2-1-8
行田商工会議所内
TEL:048-556-4111
FAX:048-556-0059