総数:401件
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主要製造地域:愛媛県 |
《特徴》
桜井漆器は、その昔、重箱の角を細かく櫛歯型に組み合わせる「櫛指法」と呼ばれる独自の技法が用いられていることで全国に名が知られた工芸品です。当時は丈夫に作るための製法として注目されました。やがて、より堅牢に作るための技術が発達し櫛指法は使用されなくなりましたが、沈金、蒔絵等の当時の集約した伝統的技術は現在でも高く評価されています。
漆には接着剤の効能もあり、接着剤のように「しっかりとくっついて離れない」という意味から、結婚式や仕事上など様々なお付き合いにおいて、「末永くお付き合いできますように」と願いを込めて、「人と人を繋ぐ」縁起物として昔から記念品やお遣い物に利用されてきました。更に、漆は時間が経てば経つほど強くなる性質を持っており、「益々強くなる」というのは何事においても良しとされ、記念品や出産祝い等、お祝い事には最適とされています。現在では、椀や箸、皿、小鉢、盆など、古き良き伝統を守りつつも新しい時代のニーズにあった商品作りがされています。
[愛媛県伝統的特産品]
提供:株式会社 伊予桜井漆器会館 様
桜井漆器は、その昔、重箱の角を細かく櫛歯型に組み合わせる「櫛指法」と呼ばれる独自の技法が用いられていることで全国に名が知られた工芸品です。当時は丈夫に作るための製法として注目されました。やがて、より堅牢に作るための技術が発達し櫛指法は使用されなくなりましたが、沈金、蒔絵等の当時の集約した伝統的技術は現在でも高く評価されています。
漆には接着剤の効能もあり、接着剤のように「しっかりとくっついて離れない」という意味から、結婚式や仕事上など様々なお付き合いにおいて、「末永くお付き合いできますように」と願いを込めて、「人と人を繋ぐ」縁起物として昔から記念品やお遣い物に利用されてきました。更に、漆は時間が経てば経つほど強くなる性質を持っており、「益々強くなる」というのは何事においても良しとされ、記念品や出産祝い等、お祝い事には最適とされています。現在では、椀や箸、皿、小鉢、盆など、古き良き伝統を守りつつも新しい時代のニーズにあった商品作りがされています。
[愛媛県伝統的特産品]
提供:株式会社 伊予桜井漆器会館 様
素材 | 漆、金箔、銀箔、貝など |
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製法・工法 | 【1】下地・研ぎ
角物、丸物も下地漆師が、砥の粉、シズミ、ベンガラ、渋柿、生漆、などを使っての下地づくりの工程のことで、サビ下地、地の粉下地、ゴブン下地などがあります。赤い塗り物にはベンガラを、黒い塗り物には松煙を混ぜます。 【2】上塗り 上塗りは、上塗り師が上塗漆をかけての仕上げ塗りのことです。上塗りには二つの方法がありますが、朱でも黒でも、塗り放しにして仕上げます。「塗り立て」が桜井では伝統の技法です。 【3】蒔絵 蒔絵は、無地の漆器の完成品に、金粉、銀粉、貝などを用いて蒔絵師が装飾を施す工程です。蒔絵には平蒔絵、研ぎ出し蒔絵、薄く切ったあわび貝板に漆をつけて貼る蒔絵などがあります。 【4】沈金 沈金は完成した無地の漆器に彫刻をし、金箔、銀箔を埋め込んでの装飾作りです。桜井漆器に沈金装飾を取り入れたのは明治九年で、田村只八が輪島より優れた沈金師・高浜儀太郎を招いてから始まったという経緯があります。 |
歴史 | 桜井漆器の歴史はおよそ250年前に始まるといわれ、文政11年には月原門左エ門他7軒が漆器を製造していたと記録にあります。当初はいわゆる春慶塗の技法で、庶民が使う漆器として安価な製品が多くありました。
天保年間に入ってからは、桜井漆器独特の技法「櫛指法」が完成し、全国に名をはせることとなりました。その後、輪島や紀州からも熟練工が集まり、沈金、蒔絵等の技法を高め、現在に伝統を受け継いでいます。 |
関連URL | http://www.sakuraishikki.com/index2.html |
◆展示場所
株式会社 伊予桜井漆器会館
〒799-1527
愛媛県今治市長沢甲340-1
TEL:0898-48-0418
FAX:0898-47-2739