総数:400件
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主要製造地域:福井県 |
《特徴》
慶事、凶事用はもとより、デコレーションとして多彩な用途をもつ水引工芸は、美しい人情と土地柄を誇る山都大野の特産です。平安時代に宮中で用いられた掛水引きの中で越前奉書紙が五色に染め分けられたものが用いられた故事が伝えられています。古くは宮中、幕府、諸大名の御用紙として重用され、この和紙の腰の強さは定評があり、後になって信州飯田や四国の伊予三島地方で生産されるようになっても越前和紙が用いられました。
[福井県指定郷土工芸品]
提供:西谷物産株式会社 様
慶事、凶事用はもとより、デコレーションとして多彩な用途をもつ水引工芸は、美しい人情と土地柄を誇る山都大野の特産です。平安時代に宮中で用いられた掛水引きの中で越前奉書紙が五色に染め分けられたものが用いられた故事が伝えられています。古くは宮中、幕府、諸大名の御用紙として重用され、この和紙の腰の強さは定評があり、後になって信州飯田や四国の伊予三島地方で生産されるようになっても越前和紙が用いられました。
[福井県指定郷土工芸品]
提供:西谷物産株式会社 様
素材 | 和紙 |
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製法・工法 | 越前水引工芸はこれまで諸国で行われていた伝統技術を集大成する意味で研究を重ねられました。そして一段と豊富な色彩と工芸的な技法によって、平面的な水引結から立体的な水引工芸へと装飾性を高めています。この技法は日本の伝統的、固有的なものであり、世界に誇るべき伝統的工芸であると、その名を高く認められています。人々の生活に直接結びついた喜びを表す水引工芸の形には、以下のような種類があります。
◎財福を招く「宝船」 ◎めでたさを象徴する「鳳凰」 ◎華麗な「御所車」 ◎幸運を招く「朱竹」 ◎正月を祝う「門松・しめ飾り」など 特に「宝船」は、越前大野の城主・土井利忠公が安政5年(1858年)に蝦夷樺太の開拓を企てて、洋式帆船の大野丸を建造したものを「宝を運ぶ藩船」としてアレンジして製作されています。 |
歴史 | 水引は遠くインドの釈尊が仏事に用いたことがその始まりであると言われています。これが中国に伝わり唐から日本に来た使者がその贈物に紅白の麻で結んだ故事によって、日本に普及したものと伝えられています。
平安時代の和歌に「水引きのあはせの糸のひとすじにわけずよ君を思ふ心は」とみえますが贈物の儀礼の上に、さらに愛情がこめられたことが感じられます。 しかし一般庶民の間に普及したのは江戸時代に入ってからのことで、麻から錦糸そして紙縒(こより)となり糊水を引いたものが多くなってきます。そして、彩色も、紅白・金箔・えんじうこん汁・藍汁などで染め分けられ華麗になってきました。 江戸時代の末の頃になると、贈物吉事用と凶事用に分けられ、水引の結び方や色どりによって目的が定められ今日に至っています。 |
◆展示場所
お問い合わせ先
西谷物産株式会社
〒918-8112 福井県福井市下馬3-1716
TEL:0776-50-0707
Fax:0776-50-0717