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主要製造地域:東京都 |
《特徴》
江戸べっ甲は、ウミガメの一種であるタイマイの甲羅を重ね合わせて生まれる工芸品です。タイマイは日本国内での生息地域は石垣島を最北端とされており、原材料はウミガメを食用とする文化のある国から、残った甲羅のみを輸入してきました。しかし、絶滅のおそれがある野生動植物の国際取引を規制するための条約により、1994年に完全に原材料の輸入がストップすることになりました。
現在では経済産業省及び東京都の支援の下で実用化試験を重ねたタイマイ陸上養殖の研究終了を受けて、各べっ甲組合に所属する事業者の出資により世界初のタイマイ養殖事業を立ち上げ、天然資源保護と伝統継承を両立したサスティナブルな工芸品として伝統を重ねています。
べっ甲には大きく分けて3つの種類があります。全体的に黒色のものを「黒甲」(くろこう)、黒色と飴色が混ざったものを「茨布」(ばらふ)、全体が透き通った飴色のべっ甲は「白甲」(しろこう)と言い、べっ甲の中でも大変稀少で最も高価なものです。また、商品によってはさらに細かく種類分けしているものもあります。
[国指定伝統的工芸品(経済産業大臣指定)]
提供:東京鼈甲組合連合会 様
江戸べっ甲は、ウミガメの一種であるタイマイの甲羅を重ね合わせて生まれる工芸品です。タイマイは日本国内での生息地域は石垣島を最北端とされており、原材料はウミガメを食用とする文化のある国から、残った甲羅のみを輸入してきました。しかし、絶滅のおそれがある野生動植物の国際取引を規制するための条約により、1994年に完全に原材料の輸入がストップすることになりました。
現在では経済産業省及び東京都の支援の下で実用化試験を重ねたタイマイ陸上養殖の研究終了を受けて、各べっ甲組合に所属する事業者の出資により世界初のタイマイ養殖事業を立ち上げ、天然資源保護と伝統継承を両立したサスティナブルな工芸品として伝統を重ねています。
べっ甲には大きく分けて3つの種類があります。全体的に黒色のものを「黒甲」(くろこう)、黒色と飴色が混ざったものを「茨布」(ばらふ)、全体が透き通った飴色のべっ甲は「白甲」(しろこう)と言い、べっ甲の中でも大変稀少で最も高価なものです。また、商品によってはさらに細かく種類分けしているものもあります。
[国指定伝統的工芸品(経済産業大臣指定)]
提供:東京鼈甲組合連合会 様
素材 | タイマイの甲羅 |
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製法・工法 | タイマイの甲羅は現在輸入できない貴重な素材のため、在庫や養殖のものを使って製作します。
【1】貼り合わせ 完成品をイメージしながら、2~3枚のべっ甲を張り合わせて模様を作り、1つの製品に仕上げます。甲羅そのものに膠(にかわ)という動物性の成分が含まれているため、接着剤を使わずに熱を加えて圧縮するだけでべっ甲同士を接着することができます。 【2】成形 製品に合わせて切り曲げして形を作ります。 【3】仕上げ べっ甲の魅力である、人工的には作れない色味や模様を楽しんでもらい、長く大切に使ってほしいという願いが込められながら製作されています。 |
歴史 | べっ甲の歴史は大変古く、約1400年前の飛鳥時代に聖徳太子が小野妹子を隋に遣わし、タイマイをもたらしたことが始まりとされています。
江戸時代には、中国で生み出された技法がポルトガルに入り、ポルトガル人の来日により長崎に伝えられました。その後、長崎を中心にべっ甲細工の製作技術が発達していきました。当時から亀は長寿のしるしとしてめでたい存在であり、かんざし、櫛、箸などが各地の大名に愛用されていましたが、高価なため元禄時代には庶民にとって貴重なものでした。 明治・大正時代になると各国との間に開港条約が締結され、長崎の港にはオランダ船だけでなく、アメリカ、イギリス、ロシアなどの商船、軍艦が出入りするようになりました。街中を歩く外国人たちは多くの土産物を買い込むようになり、べっ甲職人達も従来のような国内向けのデザインべっ甲細工ではなく、外国人が好むべっ甲細工を制作することが必要となってきました。 べっ甲製品は、長い間日本(特に長崎、東京を中心)の伝統工芸品として、また、特産品として全国に流通してきました。現在はべっ甲のメガネ、かんざし類の和装品、ネックレスやペンダントなどのアクセサリー、置物などが中心的な製品になっています。令和になると、べっ甲製品の原材料は天然から養殖へと切り替わり、天然資源と長大な歴史の双方を活かすサスティナブルな伝統工芸品として新たな一歩を進んでいます。 |
関連URL | https://edo-bekko.com/ |
◆展示場所
お問い合わせ
東京鼈甲組合連合会
〒101-0025
東京都千代田区神田佐久間町4-2
べっ甲問屋 塩谷商店内
TEL:03-3863-4083