総数:400件
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主要製造地域:鳥取県 |
《特徴》
はこた人形は、手足の表現を省略した非常に洗練された姿形の人形で、60、70年前までは、「はーこさん」と呼ばれて、幼い女の子の遊び相手として親しまれていました。
両親は、愛し子に「はーこさん」と遊ばせておけば、怪我や病気をしないで無事に育つという願いを込めていたのです。つまり、子供の遊び相手であると共に、お守りでもあったのです。
「はーこさん」の語源は、乳幼児の枕元に置き、災厄を背負わせて厄除けにする形代(かたしろ)であった「御伽母子」(おとぎははこ)、「御伽這子」(おとぎぼうこ)が転じて「はーこさん」になったものとされています。
[鳥取県指定郷土工芸品]
提供:はこた人形工房様
はこた人形は、手足の表現を省略した非常に洗練された姿形の人形で、60、70年前までは、「はーこさん」と呼ばれて、幼い女の子の遊び相手として親しまれていました。
両親は、愛し子に「はーこさん」と遊ばせておけば、怪我や病気をしないで無事に育つという願いを込めていたのです。つまり、子供の遊び相手であると共に、お守りでもあったのです。
「はーこさん」の語源は、乳幼児の枕元に置き、災厄を背負わせて厄除けにする形代(かたしろ)であった「御伽母子」(おとぎははこ)、「御伽這子」(おとぎぼうこ)が転じて「はーこさん」になったものとされています。
[鳥取県指定郷土工芸品]
提供:はこた人形工房様
素材 | 和紙、糊、胡粉、膠、墨、染料、日本画絵具 |
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製法・工法 | はこた人形は1体1体手作りです。
【1】和紙・新聞紙を張りやすいおおきさに切る。 【2】木型に新聞紙を水張りする(木型を取り出しやすくする為)。 【3】和紙を糊ではる。 【4】糊が乾いたら和紙に切込みを入れて木型を取り出す。 【5】切口を糊付けした帯状の和紙で閉じる。 【6】胡粉(胡粉と膠を練り合わせたもの)を3回塗重ねる。 【7】黒の部分を墨描きする。 【8】膠を2回塗る。 【9】赤(染料と膠を合わせたもの)を塗る。 【10】絵付けをする。 【11】顔描きをする。 【12】瞼の上に淡い赤をのせて完成。 心を込め丁寧に作る「はこた人形」は、1体の製作に約10日かかります。 |
歴史 | はこた人形は、江戸時代から伝わる張り子の人形で、厄除けのお守りでとされています。天明年間(1778~81)に備後の国から行商に来た備後屋治兵衛が倉吉のつつましやかな娘に惹かれ、これを人形にしたといわれています。張り子は、木の型に和紙を張り重ねて作られますが、張り子の人形は全国的に極めて珍しく、山陰では倉吉でしか作られていません。
現在は保存会として伝統工芸を引き継ぎ、制作を続けています。 |
関連URL | https://www.pref.tottori.lg.jp/32890.htm |
◆展示場所
はこた人形工房
〒682-0821 鳥取県倉吉市魚町2529
電話:090-1185-9732
営業時間:10時~17時 水曜定休
◆イベント開催
はこた人形工房
「顔掻き」「絵付け」の体験ができます。