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NPO法人日本伝統文化振興機構は、日本の伝統文化の継承・創造・発展のための活動を行っております。
伝統工芸館 カテゴリ

総数:400件


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総数:400件

伝統工芸品島根県

島根県
工芸品の分類 その他工芸品
工芸品名 石見神楽面

主要製造地域:島根県




《特徴》
現在石見地方から広島県にかけては、同じ形態を持つ神楽団の数が優に400に及び、これらの団体の多くが使用する石見神楽面(技法分類=長浜面・市木面)は、強靭な楮(コウゾ)で作られた和紙の面です。 日本の各地で神楽は舞い踊られますが、これほど多くの神楽団体が一同に、和紙の面を使うのは、大変めずらしく全国類を見ません。勇壮でテンポの速い石見神楽には、軽くて丈夫な和紙の面が最適であると、古くより浜田の地で制作されてきました。

[島根県ふるさと伝統工芸品指定]
提供: 柿田勝郎面工房 様

素材 粘土、和紙、柿渋入りの糊
製法・工法 [1] 面の原型作り …上質な粘土で面の原型を作る
[2] 自然乾燥
[3] 面張り …柿渋入りの糊で石州和紙を幾重にも貼り合わせる
[4] 原型はずし …粘土の原型を木槌で壊す
[5] 柿渋ぬり …柿渋を充分に塗り重ねる
[6] 穴あけ …面の目、鼻、毛穴等を火箸で開ける
[7] 胡粉(ごふん)かけ …胡粉塗り
[8] 絵付 …面に彩色をほどこす
[9] 毛植え …人毛、馬毛、ヤク毛等を使用
[10] 完成
歴史 島根県西部の石見地方では神楽が盛んで、特に明治に入り神職舞が民間の舞手(現在のかたち)に移ると共に、石見各地に神楽の団体が次々と結成されてきました。和紙の面は、長浜人形に携わる人形師によって手掛けられました。近年、神楽舞だけでなく新築祝・記念品、海外(アメリカ・韓国・中国・ブータン・インドネシアなど)、秋篠宮家、ブータン国王などに献上品としてもおさめられています。
関連URL http://kakita.ai-fit.com/

◆展示場所
柿田勝郎面工房
島根県浜田市熱田町636-60
TEL:0855-27-1731〔定休日:毎週水曜日〕