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主要製造地域:群馬県 |
《特徴》
横振刺繍とは、横振りミシンと呼ばれるミシンを使い作成される刺繍です。
横振りミシンには、通常の縫製ミシンにある布を抑える機構などがなく、針が左右に動きますが、その動きの幅をペダルを踏みこむことで変えることができます。また、一度縫った縫い目の上にさらに刺繍を重ねることで、コンピュータ式ミシンの刺繍にはない厚みと立体感が生まれます。
この刺繍の幅と厚みが、横振刺繍に陰影や強弱を与え、まるで絵画のような刺繍に仕上がるのです。
横振りミシンを使った刺繍は、布を手で動かしながら刺繍する様から、他の産地においては「手振り」と呼ばれることが多いのですが、桐生では「横ぶり」と称されています。
他の産地に比べ大きな図柄を得意とする桐生横振刺繍。大きな刺繍をするためには手先だけではなく腕全体で布を大きく動かさなくてはいけないため、手振りではなく横ぶりと呼ばれるようになったと考えられています。
足のペダルで刺繍のスピードや針の振れ幅を調整し、さらに布を図柄に沿って手で動かしながら刺繍をしていく横振刺繍は、その習得に長年の経験が必要で、熟練になるまでには数十年を要するともいわれます。
元々、打掛や振袖、半襟など、刺繍に柔らかで味わいのある風合いが必要な和装品に多く用いられてきましたが、戦後、スカジャン(横須賀ジャンパー)への刺繍で一世を風靡しました。
[ 群馬県指定 群馬県ふるさと伝統工芸品 ]
提供:桐生刺繍商工業協同組合 様
横振刺繍とは、横振りミシンと呼ばれるミシンを使い作成される刺繍です。
横振りミシンには、通常の縫製ミシンにある布を抑える機構などがなく、針が左右に動きますが、その動きの幅をペダルを踏みこむことで変えることができます。また、一度縫った縫い目の上にさらに刺繍を重ねることで、コンピュータ式ミシンの刺繍にはない厚みと立体感が生まれます。
この刺繍の幅と厚みが、横振刺繍に陰影や強弱を与え、まるで絵画のような刺繍に仕上がるのです。
横振りミシンを使った刺繍は、布を手で動かしながら刺繍する様から、他の産地においては「手振り」と呼ばれることが多いのですが、桐生では「横ぶり」と称されています。
他の産地に比べ大きな図柄を得意とする桐生横振刺繍。大きな刺繍をするためには手先だけではなく腕全体で布を大きく動かさなくてはいけないため、手振りではなく横ぶりと呼ばれるようになったと考えられています。
足のペダルで刺繍のスピードや針の振れ幅を調整し、さらに布を図柄に沿って手で動かしながら刺繍をしていく横振刺繍は、その習得に長年の経験が必要で、熟練になるまでには数十年を要するともいわれます。
元々、打掛や振袖、半襟など、刺繍に柔らかで味わいのある風合いが必要な和装品に多く用いられてきましたが、戦後、スカジャン(横須賀ジャンパー)への刺繍で一世を風靡しました。
[ 群馬県指定 群馬県ふるさと伝統工芸品 ]
提供:桐生刺繍商工業協同組合 様
素材 | 絹糸、金糸、銀糸 |
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製法・工法 | 【1】デザイン
原寸大のデザイン紙に鉛筆または筆で図案を作成する。 【2】型彫り デザインされた図案をに沿って彫刻刀で渋紙に型を彫る。 【3】生地染色 刷毛で生地を指定された地色に染める。 【4】型つけ 生地に型紙を合わせて、のりと胡粉で型をつける。 【5】横振刺繍 型に沿って横振ミシンで刺繍をし、絵柄を縫い上げる。 【6】仕立て 絵柄を合わせながら打掛の寸法に仕立てる。 |
歴史 | 桐生におけるミシン刺繍の発祥は1912年(大正元年)頃と見受けられますが、刺繍専用機はなく、縫製ミシンの釜(カム)を取り外し、針を上下させ、糸を引っ張り布を動かし、それを丹念に繰り返して刺繍としての柄を作っていたと思われます。
桐生の刺繍産業の発祥地は定かではないものの、一説によると動力ミシンになってからは、その動力源は水であり、現在の境野(さかいの)、新宿(しんしゅく)あたりではないかと言われています。 この地方は水力が豊富で、水車を動力とする撚糸や染色業が多く存在していました。桐生において刺繍産業が発展した要素のひとつとして、織物、縫製など繊維産業が揃う環境が大いに影響を与えていたのではないかと考えられています。 桐生横振刺繡は、戦前には仏具、和装品、大正時代は半襟、袱紗(ふくさ)、鏡台掛けなどの刺繍に多用されていましたが、昭和20年代には千歳、横浜(伊勢佐木町)、横須賀等、進駐軍の駐留地に店舗を出し、進駐軍向けのスーベニア(おみやげ)として、多くの製品が作られるようになりました。 ワッペン、スカジャン、ブラウス、クッション、ペナント、ネクタイ、ハンカチ、掛け軸、半纏(はんてん)等、その範囲は多岐にわたり、特にのブラウスは、それまで無地が当たり前であったものに刺繍を施すことで華やかなおしゃれ着へと変わり、またシルクのポケットチーフが主流であったハンカチをてぬぐいに代わる携行品にするなど、日本の服飾文化にも大きな影響を与えました。 1960年(昭和35年)代になると、和装ブームが訪れ、それまで主に刺繍を請け負っていた京都だけではなく、新たに新潟県十日町の織物製造者からも発注が相次ぐようになり、職人が不足するほどの好景気が訪れます。 しかしながら同時に、時代は大量生産の黎明期に突入。桐生でも大量生産に追いつくため多頭式刺繍機(※1)が導入され始め、熟練や年期が必要な「横ぶり」は徐々に衰退していくこととなります。 ※1(多頭式刺繍機)…ジャガード織機と同じく、パンチカードを使用して同じ図柄を一度にたくさん刺繍できる刺繍機 その後、1990年代になり、これまで「ミシン刺繍」ということで工芸品扱いあるいは美術品として認められていなかった「横ぶり」にも再びスポットがあてられることとなります。1994年(平成6年)にはミシン刺繍業界第一号として桐生横振刺繍の大澤紀代美氏が『現代の名工』を、さらに1996年(平成8年)には『黄綬褒章』を授与され、「横ぶり」の技術が、初めて国より認定されることになります。 2000年(平成12年)には、「群馬県ふるさと伝統工芸品」に『桐生横振刺繍』が認定され、同年、『群馬県ふるさと伝統工芸士』に横振り刺繍第一号として荒木千恵子氏ら3名が認定。現在に至るまで10名の伝統工芸士が誕生しています。 |
関連URL | http://www.shisyukumiai.com/index.php |
◆展示場所
桐生刺繍商工業協同組合
〒376-0044
群馬県桐生市永楽町6-6 桐生織物記念館 2F
TEL:0277-22-7919 / FAX:0277-22-7929
◆イベント開催
刺繍店~EMBROIDERY FAIR~
会期:2017年11月3日~11月5日(毎年開催)
・「現代の名工」に認定されている職人の作品展
・「スカジャンの背中に入れたい刺繍デザイン画・入選作品の展示
・刺繍の実演
・販売コーナー
など各種展示が行われます。
詳細はこちらからお問合せ下さい。
◎桐生刺繍商工業協同組合