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NPO法人日本伝統文化振興機構は、日本の伝統文化の継承・創造・発展のための活動を行っております。
伝統工芸館 カテゴリ

総数:401件


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総数:401件

伝統工芸品奈良県

奈良県
工芸品の分類 木工品
工芸品名 くろたき水組木工品

主要製造地域:奈良県




《特徴》
水組とは、古くは江戸時代の大峰山賽銭箱に見られた高度な技法で、角の継ぎ目が漢字の「水」のように見えることから「水組木工」と呼ばれています。

黒滝村は杉・桧・ケヤキ材の豊かな産地でもあるため、指物師や大工等により、けやき工芸品としてつくられ、大和の社寺等需要もあって今日まで継承されています。

[奈良県指定伝統的工芸品]
提供:山口木工 様

素材 ケヤキ材、杉、桧、桐、桜
製法・工法 1. 乾燥
自然乾燥で含水率は17%程度が理想。

2. 木取り
乾燥させた木材をカットする。

3. 削り
手押し鉋や自動鉋を使い、木取りした木材を整える。

4. すみつけ
加工するために必要な印をつける(ホゾ等)

5. 組・加工
すみつけに基づいて木材を切りわける。細かい部分は彫ることもある。その後、組み立てる。

6. 仕上げ
基本は拭き漆で仕上げるが、最近ではウレタン塗装のものもある。
歴史 古くは江戸時代の大峰山賽銭箱に見られ、明治期に黒滝梶尾の指物師である亀井房吉氏により継承されたと伝えられています。

大和の社寺等需要もあって今日まで継承されていますが、後継者問題もあることから、消えゆく伝統工芸となっています。

◆展示場所
山口木工
〒638-0221 奈良県吉野郡黒滝村中戸
TEL:0747-62-2010



◆イベント開催
第10回黒滝こもれび美術展(2016年10月30日(日)~11月6日(日))
黒滝・文化スポーツの森(こもれびホール)  奈良県吉野郡黒滝村寺戸397-1
TEL:0747-62-2010