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主要製造地域:福岡県 |
《特徴》
筑後地方は畳の材料となる「いぐさ」の産地として知られ、この地方だけに伝わる掛川とは筑後地方独特の織り方で作られた「花ござ(色柄がついたゴザ製品)」のことです。
「掛川織」は、大小の織り目が連続する独特の織り方が作り出す縞模様が特色です。
太い綿糸で編み、通常の花ござよりもいぐさを多く使用することで、布地のような滑らかな感触になり、クッション性にも優れています。
現在ではデザインが多様化し、素材を活かした昔ながらのシンプルなものから、洋風の部屋にもあうモダンなものまで様々です。
[ 福岡県知事指定特産工芸品 ]
提供 : 大川伝統工芸振興会 様
筑後地方は畳の材料となる「いぐさ」の産地として知られ、この地方だけに伝わる掛川とは筑後地方独特の織り方で作られた「花ござ(色柄がついたゴザ製品)」のことです。
「掛川織」は、大小の織り目が連続する独特の織り方が作り出す縞模様が特色です。
太い綿糸で編み、通常の花ござよりもいぐさを多く使用することで、布地のような滑らかな感触になり、クッション性にも優れています。
現在ではデザインが多様化し、素材を活かした昔ながらのシンプルなものから、洋風の部屋にもあうモダンなものまで様々です。
[ 福岡県知事指定特産工芸品 ]
提供 : 大川伝統工芸振興会 様
素材 | 藺草(いぐさ) |
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製法・工法 | 【1】 藺草の栽培
藺草(いぐさ)の栽培は、寒い冬に水田に苗を植えて暑い夏に刈り取ります。 厳しい作業と多くの手間を要します。 【2】 藺草のチェック 藺草製品の中で一番上質の藺草を必要とする掛川のために、入念に藺草を選別します。 藺草の長さは主に130cm以上の中太で径が揃ったものが選ばれます。 【3】 デザイン 長年の経験で色彩のバランスを考慮し、新しく染めた藺草を選んで構成します。 頭に描かれたものを実際に少量ずつ織り、その中から今年の柄を決めます。 【4】 染め 染めは温度と時間タイミングを計って水を差し染まりやすくします。 藺草は育った田によって染め具合が変わります。 藺草がムラ無く染まるように長い藺草を一本一本慎重にほぐします。 【5】 長さ色ムラ折れのチェック 長さが足りない藺草、折れた藺草、色の調子が揃っていない藺草を抜き出します。 微妙に色違いが織りに影響します。 織り傷を出さないためにも行います。 【6】 織り 掛川織りは筑後地方独特の織りで花茣蓙の逸品です。 綿糸は藺草の抵抗が大きく折り難いですが、自然の藺草には天然素材を使わなければなりません。 【7】 天日干し 織り前にとった藺草のくせ直しをした後、加湿(かし)の水分を飛ばすために、裏側を天日干しをします。 掛川は1時間ほどで十分乾燥します。 【8】 長さ揃え 経糸(たていと)だけを切るように両刃の刃物で、サイズに合わせて長さを切揃え経糸で綴じます。 【9】 仕上げ 掛川の表面をヘチマでこすり、余分な染料を拭取り藺草に艶を出します。 目に見えなかった藺草の折れの織り傷を、一目一目確認し手直しをします。 |
歴史 | 藺草(いぐさ)栽培は稲と共に最も古い作物とされています。
福岡県内の弥生時代の遺跡からタタミ表状蓆(むしろ)が出土しており、藺延織(いえんおり)は 既にこの時期に高い水準であったことがわかります。 この地に古くから藺草が栽培され蓆を織っていたことが「延喜式二四」(912年)に、筑前・筑後国から大宰府に蓆(むしろ)を納めたと記されています。 掛川は筑後花茣蓙(ななござ)の代表的なもので他県産地には見ることができません。 しかしその期限を知る資料は少なく、享保12年(1727年)久留米藩 が畳表の定値段を決めた中に、掛川と思われるものを始めて見ることができます。 また、鳥井清長の浮世絵「楼上夏宵」に掛川が描かれています。 |
関連URL | http://okawa-dentou.jp/dentou/kakegawa/ |
◆展示場所
大川伝統工芸振興会
〒831-0028 福岡県大川市大字郷原483-8
一般社団法人大川インテリア振興センター内 (大川産業会館隣り)
TEL : 0944-87-0035
開館時間 : 8:30~17:00
休業日 : 土曜、日曜、祝日