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主要製造地域:富山県 |
《特徴》
型に入れ800度で素焼きしたものに絵具で彩色をした人形は、素朴であたたかい味わいを持ち、縁起物や魔よけ、子供の玩具として親しまれてきました。
天神信仰の強い富山では、学問の神様である天神様をはじめ、招き猫などの縁起物が多く作られ、干支や祭礼に関するものなど、郷土色を守りながら、その伝統は今日に引き継がれています。伝統を守りながらも、富山らしさを追求し、「おわら風の盆(富山を代表する行事)」や「薬売り(古くより富山は薬都として有名)」、「ちんどん(富山で毎年行われる行事)」など、富山に根付く文化を人形で表現し、新しい郷土色を生み出しています。
型に粘土を込めて焼く土人形は、古くは明治・大正時代からの型を使用しています。昔は型作りが専門の原型師と呼ばれる人がいましたが、土人形を作る工房が減るにつれて人が減り、今でも貴重な当時の型を大切に使い続けています。
当時の作り方を守り続け、全ての工程を手作業で行っています。粘土の型込めから焼き上がりまでを一人で仕上げる工程は、型は同じでも作る人によって表情に違いが出てきます。型から焼きあがった素焼きに白を塗り、その上に絵具を重ねていく繊細な作業により、作り手一人ひとりの想いがつまった、味のある表情に仕上がります。
[ 富山県指定伝統的工芸品 ]
提供 : とやま土人形伝承会 様
型に入れ800度で素焼きしたものに絵具で彩色をした人形は、素朴であたたかい味わいを持ち、縁起物や魔よけ、子供の玩具として親しまれてきました。
天神信仰の強い富山では、学問の神様である天神様をはじめ、招き猫などの縁起物が多く作られ、干支や祭礼に関するものなど、郷土色を守りながら、その伝統は今日に引き継がれています。伝統を守りながらも、富山らしさを追求し、「おわら風の盆(富山を代表する行事)」や「薬売り(古くより富山は薬都として有名)」、「ちんどん(富山で毎年行われる行事)」など、富山に根付く文化を人形で表現し、新しい郷土色を生み出しています。
型に粘土を込めて焼く土人形は、古くは明治・大正時代からの型を使用しています。昔は型作りが専門の原型師と呼ばれる人がいましたが、土人形を作る工房が減るにつれて人が減り、今でも貴重な当時の型を大切に使い続けています。
当時の作り方を守り続け、全ての工程を手作業で行っています。粘土の型込めから焼き上がりまでを一人で仕上げる工程は、型は同じでも作る人によって表情に違いが出てきます。型から焼きあがった素焼きに白を塗り、その上に絵具を重ねていく繊細な作業により、作り手一人ひとりの想いがつまった、味のある表情に仕上がります。
[ 富山県指定伝統的工芸品 ]
提供 : とやま土人形伝承会 様
素材 | 粘土、絵具、胡粉など |
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製法・工法 | 【1】 型入れ
5mmの厚さにのばした粘土を、型に貼りつけるようにしっかり押しながら詰めます。 【2】 素焼 自然乾燥後、800度ぐらいで素焼きを行います。 【3】 下塗り 素焼きを終えた人形に、白い絵の具で下塗りします。 【4】 着色 下地の整った白い人形に色をつけ、目と口を入れて完成です。 |
歴史 | 嘉永年間(1848~54)、富山10代藩主 前田利保が名古屋の陶工、加藤家の陶器職人であった広瀬秀信を富山に呼び、窯を築いて陶器づくりを行い、次いで秀信の子 安次郎が陶器づくりの傍ら、天神臥牛(天神様の使いの牛)を焼いて献上したのがとやま土人形の始まりです。
当時、城下には土人形屋は数軒ありましたが、広瀬家より技法を学んだ渡辺家(明治3(1970)年創業)だけが家業として伝統を守り続けてきました。 しかし後継者不足が懸念され、昭和58(1983)年より「とやま土人形伝承会」が発足、現在は「伝承会」がこの伝承技法を後世に伝えるべく活動を続けています。 |
◆展示場所
富山市民俗民芸村 とやま土人形工房
〒930-0881 富山市安養坊1118-1
開館時間 : 9:00~16:30
休館日 : 年末年始 (12/28~1/4)その他臨時開館・休館あり
TEL : 076-431-4464 / FAX : 076-431-4463
◆イベント開催
富山市民俗民芸村 とやま土人形工房
土人形の絵付け体験ができます。
お問い合わせ先 TEL : 076-431-4463
※開館日の10:00~15:00で開催、費用は600円から。