総数:399件
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主要製造地域:宮崎県 |
《特徴》
土の素朴さや、温かい彩りの調和が、佐土原人形の特徴と言われています。
現在、佐土原人形は鋳(い)込み型と手押し型を用いる二つの方法で作られています。鋳込み型方は石膏の方にどろどろの粘土を鋳込んで作る方法です。手押し型方は型に指先で粘土を押し込んで作る方法です。絵具は昔は泥絵の具を使っていましたが、最近は化学塗料を使っています。
代表的な人形は饅頭喰い人形です。幼児に向かって「お父さんとお母さんどっちが好き?」と問いかけたところ、手にした饅頭を二つに割って「この饅頭、どちらがおいしい?」と問い返したという逸話を持つ人形です。京都の伏見人形に原型を持つこの人形は男の子でしたが大正の初め頃、佐土原で髷をつけて女の子になりました。(それで男と女の饅頭喰いがあります。)
節句人形としても重宝がられ、すこやかで賢い子供に育つようにと端午の節句の「鯉持」「馬乗」、桃の節句の「内裏雛」等もあります。
そのほか、江戸時代の城下町佐土原で栄えた歌舞伎の一場面を表した「忠臣蔵」「静御前と狐忠信」など、最も伝統を受け継いでいる、人形の眼や顔の表情に特色がある作品もあります。
[ 宮崎県指定伝統的工芸品 ]
提供 : 佐土原人形店 ますや 様
土の素朴さや、温かい彩りの調和が、佐土原人形の特徴と言われています。
現在、佐土原人形は鋳(い)込み型と手押し型を用いる二つの方法で作られています。鋳込み型方は石膏の方にどろどろの粘土を鋳込んで作る方法です。手押し型方は型に指先で粘土を押し込んで作る方法です。絵具は昔は泥絵の具を使っていましたが、最近は化学塗料を使っています。
代表的な人形は饅頭喰い人形です。幼児に向かって「お父さんとお母さんどっちが好き?」と問いかけたところ、手にした饅頭を二つに割って「この饅頭、どちらがおいしい?」と問い返したという逸話を持つ人形です。京都の伏見人形に原型を持つこの人形は男の子でしたが大正の初め頃、佐土原で髷をつけて女の子になりました。(それで男と女の饅頭喰いがあります。)
節句人形としても重宝がられ、すこやかで賢い子供に育つようにと端午の節句の「鯉持」「馬乗」、桃の節句の「内裏雛」等もあります。
そのほか、江戸時代の城下町佐土原で栄えた歌舞伎の一場面を表した「忠臣蔵」「静御前と狐忠信」など、最も伝統を受け継いでいる、人形の眼や顔の表情に特色がある作品もあります。
[ 宮崎県指定伝統的工芸品 ]
提供 : 佐土原人形店 ますや 様
素材 | 粘土、珪酸ソーダ、絵付け用絵具、墨など |
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製法・工法 | 佐土原人形は型を用いて、粘土で作った人形です。作り方には二つの方法があります。
一つは、うどんを作る時のように粘土を捏ねて、延ばし、それを指先で型に押し込む方法(手押し型)、とどろどろの粘土を、合わせた型に注ぐ方法(鋳込(いこ)み型)があります。 以下に主な製作の流れを説明します。 【1】 型干し 粘土の型入れ前に型を干して型の水分を少なくします。 【2】 攪拌 粘土を水に混入し少量の水ガラス(珪酸ソーダ)を加えてかき混ぜます。 【3】 型入れ 型に粘土を流し込みます(鋳込み) 【4】 乾燥(1) 型から取り出した人形を自然乾燥します(陰干し) 【5】 面取り 型から取り出した人形の型の合わせ目の角だった部分をヘラ又はナイフで取り除きます。 【6】 面取り後の仕上げ 面取りの後をぬれた布で滑らかにします。 【7】 乾燥(2) 仕上げ後窯入れ前に日光に当てて乾燥させます。 【8】 焼成 窯入れをして800~900℃までに徐々に温度を上げて焼きます。 【9】 絵付け 絵の具で色を付けます。 【10】 眉・目入れ 墨でまゆ、目を描き仕上げます。 |
歴史 | 佐土原人形の歴史は古く、約400年程前に高麗人から作り方を教えてもらったといわれていますが、その起こりには諸説があり、はっきりとした記録は残っていません。
佐土原は、島津藩の分藩として、江戸時代に町人文化が栄え、「佐土原座」を中心に佐土原歌舞伎が発展しました。それとともに、質の高い歌舞伎土人形が産み出されるなど、 京都の伏見人形の強い影響を受けつつ、佐土原人形も発展していきました。 代表的な作品「饅頭喰い」のほかに、「節句人形」「歌舞伎人形」など、多くの種類がありますが、どの人形も素朴で、庶民的な温かさがにじみ出ており、何とも言えない魅力があります。 |