総数:401件
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主要製造地域:静岡県 |
《特徴》
駿河雛人形の大きな特徴としては、胴体部に他地区と比較して太い藁胴(わらどう)が使われ、胸の部分のカーブに合わせて斜めに削られている点です。藁胴が使われたのは、静岡県中部地域で米が多く生産され、稲藁が入手しやすかったからと思われます。また、輪郭線が鋭く、堅牢なつくりも特徴的です。
また、人形の衣装の上下が別になっており、この点で上下一体の京都製と大きく異なっています。このことにより、分業による生産が可能となり、静岡では量産化に成功し、人形の胴体(胴柄)生産では全国生産の約7割を占めるまでになっています。
雛人形の製作工程には、「振り付け」といって、両手を曲げる工程があります。この作業には職人の技術が集約されており、曲げの形から誰の作かが分かるほど、衣装の色や柄と同様に職人の個性が垣間見ることができます。
[ 国指定伝統的工芸品(経済産業大臣指定) ]
情報提供 : 駿河雛人形伝統工芸士会 様
写真提供 : 静岡市役所 経済局 商工部 産業振興課 地場産業係 様
駿河雛人形の大きな特徴としては、胴体部に他地区と比較して太い藁胴(わらどう)が使われ、胸の部分のカーブに合わせて斜めに削られている点です。藁胴が使われたのは、静岡県中部地域で米が多く生産され、稲藁が入手しやすかったからと思われます。また、輪郭線が鋭く、堅牢なつくりも特徴的です。
また、人形の衣装の上下が別になっており、この点で上下一体の京都製と大きく異なっています。このことにより、分業による生産が可能となり、静岡では量産化に成功し、人形の胴体(胴柄)生産では全国生産の約7割を占めるまでになっています。
雛人形の製作工程には、「振り付け」といって、両手を曲げる工程があります。この作業には職人の技術が集約されており、曲げの形から誰の作かが分かるほど、衣装の色や柄と同様に職人の個性が垣間見ることができます。
[ 国指定伝統的工芸品(経済産業大臣指定) ]
情報提供 : 駿河雛人形伝統工芸士会 様
写真提供 : 静岡市役所 経済局 商工部 産業振興課 地場産業係 様
素材 | 稲藁、織物、和紙、綿など |
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製法・工法 | 【1】 生地選び
伝統装束の意味合いから逸脱しないよう、色・絵柄・文様などを吟味し、生地を選びます。 【2】張り込み・裁断 人形の寸法に合わせ、和紙・洋紙の型紙を裁断し、その型紙を生地の裏側に貼っていきます。(裏打ち) 糊が乾いてから、型紙通りに生地を裁断していきます。 【3】 縫製 数多くの装束の部分品を手縫い・ミシン縫いで、細やかな部分まで縫い合わせ、仕上げていきます。 【4】 胴組み 伝統の素材(藁胴)に、腕(木毛をまいたもの)と針金を通し、次に膝を作り、円座の足をつけ、胴組みを完成させます。 【5】 着付け 仕上げた装束の数多い部分品を着せていきます。 |
歴史 | 駿河雛人形のルーツは、桐塑(とうそ)と呼ばれる桐の木片を練り固めたもので作った煉天神(ねりてんじん)という説が有力です。焼津市上新田の青野嘉作が、祖父三右エ門の生まれ故郷、美濃国青野ヶ原から土細工師を呼び寄せ、土人形を作り出したのが始まりとされています。
天神とは、菅原道真を模った人形のことで、当時「天神は雨降る神」として信仰され、その後、学問書道の神とした信仰に変化しました。江戸時代末期には衣装を着せた天神(衣装着雛天神)が作成され、現存する最古のものは嘉永6年(1853)のものがあり、「駿河雛人形」の原型は、衣装を着せた天神と言われています。現在でも一部の地域では、雛壇の上部に天神をかざり、男女の区別無く、それをかざる習慣が残っています。 初期の衣装は、ビロードと言われ、朱子地(しゅすじ)のようなもので、後半分は朱通しの赤紙で袴は下までないなどの特徴があります。その後、節句人形として親王雛(しんのうびな)や高砂などのほか、立天神、立雛などが製作されていました。 江戸後期には、全国各地で江戸雛と京雛に似た田舎雛が作られるようになり、駿河地方でも立雛天神、内裏雛(だいりびな)、五月人形等の節句人形が作られ、その後、風俗を反映した時代人形、武者人形などレパートリー多くつくられ、現在に至っています。 |
◆展示場所
詳しいお問合せは…
駿河雛人形伝統工芸士会
〒421-0112 静岡県静岡市駿河区東新田4-10-21 にんぎょっ子内
TEL : 054-257-3983 / FAX : 054-257-5786