総数:401件
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主要製造地域:熊本県 |
《特徴》
木葉猿で最もポピュラーなものは、「見猿、言わ猿、聞か猿」の「三匹猿」です。これは、「悪いことは見るな、言うな、聞くな」という戒めを表したものです。
このほかにも、子孫繁栄を願った「原始猿」や、一生食べ物に困らないようにという願いを込めて作られた「飯食い猿」など、10種類以上の木葉猿が焼かれており、悪病・災難除け、子孫繁栄などのお守りとして用いられています。
古代の「はにわ」 の技術から発展したとも、南洋附近の土俗芸術の流れを汲んでいるとも言われています。
どれも型を使わず、手びねりという技法で成形され、素焼きされており、どこかユーモラスで素朴、純粋であたたかみのある工芸物となっており、見る人の目を楽しませてくれます。
現在も伝統を守りつつ、さまざまな新たな木葉猿が生み出されています。
[ 熊本県指定伝統的工芸品 ]
提供 : 木の葉猿窯元 様
木葉猿で最もポピュラーなものは、「見猿、言わ猿、聞か猿」の「三匹猿」です。これは、「悪いことは見るな、言うな、聞くな」という戒めを表したものです。
このほかにも、子孫繁栄を願った「原始猿」や、一生食べ物に困らないようにという願いを込めて作られた「飯食い猿」など、10種類以上の木葉猿が焼かれており、悪病・災難除け、子孫繁栄などのお守りとして用いられています。
古代の「はにわ」 の技術から発展したとも、南洋附近の土俗芸術の流れを汲んでいるとも言われています。
どれも型を使わず、手びねりという技法で成形され、素焼きされており、どこかユーモラスで素朴、純粋であたたかみのある工芸物となっており、見る人の目を楽しませてくれます。
現在も伝統を守りつつ、さまざまな新たな木葉猿が生み出されています。
[ 熊本県指定伝統的工芸品 ]
提供 : 木の葉猿窯元 様
素材 | 粘土その他 |
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製法・工法 | 【1】 クラッシャー
原土をクラッシャーにかけ、原土の中の小石、土のかたまり等を砕いて均質にします。 【2】 土練 土練機にかけ、作りやすい状態に水を加え練り上げます。 【3】 成形 小さい手動ロクロの上で手先だけでひねり作ります。 【4】 乾燥 1~2週間、日影で自然乾燥します。 【5】 素焼 800℃~900℃で焼成します。その後、黒い感じを出すため煙でいぶし、彩色するものは、焼き上げた後に色づけします。 |
歴史 | 木葉猿、その始まりについてはっきりしたことはわかっていませんが、次のような伝説が伝えられています。
約1300年前、4人の落人が京の都から木葉に移り住んでいました。ある正月に、この4人は、夢枕に立った老翁のお告げにより、奈良の春日大明神を祭りました。そして木葉山の赤土で祭器(祭りの時に使う器)をつくりました。その余った土を捨てると、猿の形となり、どこかへとび去ってゆきました。皆が不思議なことがあるものだと思っていると、身長が3m、鼻が高く赤い顔の巨人が現れ「木葉の土でましろ(猿)をつくれば幸せになれるだろう」と言ってどこかへ姿を消してしまいました。4人は、これは神のお告げと思い、その後は赤土で祭器と共に猿も作り神に供えたところ、災害の時もこの4人の家は無事平安に過ごすことができた、という伝説が残っています。その後、この猿は、悪病・災難からのがれ、子孫繁栄の守り神として広く愛玩されるようになりました。 戦国時代、当時の有名な茶人千利休が所有していた茶入れの中に猿のようにも見える物があり、「木葉猿茶入れ」と呼ばれていました。 また、江戸時代の参勤交代の際に、木葉の里は薩摩藩の道中にもあたっていたので、土産品として国内各地で愛玩されるようになりました。 |
◆展示場所
木の葉猿窯元
〒869‐0303 熊本県玉名郡玉東町木葉60
TEL&FAX : 0968‐85‐2052
営業時間 : 8:00~19:00
定休日 : 年中無休
◆イベント開催
木の葉猿窯元
伝統工芸体験が可能です。
費用 : 1,500円(要予約)
お問い合わせ先 : TEL&FAX : 0968‐85‐2052