総数:400件
総数:400件
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主要製造地域:岐阜県 |
《特徴》
小糸焼で使用する原土は、高山市より北約20kmの飛騨市古川町の山土に加えて、耐火度(火に対する強さ)を上げるため、瀬戸の白土を混ぜています。伝統的な釉薬(ゆうやく)である「伊羅保釉(いらぼゆう)」と呼ばれる、茶色の色合いで少しざらっとした質感の釉薬を基本に用いています。近年では、この伊羅保釉に顔料を加えた「青伊羅保釉(あおいらぼゆう)」を産みだし、一番人気の色となりました。
青伊羅保釉の深みのある渋いコバルトブルーは、全国でも小糸焼にしかありません。現在は顔料の配合を変えた青、茶、うぐいすの3色の釉薬を用いています。
焼きあがると堅く焼き締まり、釉薬も緻密なため、食品のニオイなどがつきにくく、普段使いの食器として気軽に使うことができます。釉薬の性質上、使い始めは少しざらざらとしていますが、使えば使うほどなめらかな肌ざわりとなり、色もどんどんよくなっていくのが特徴です。
[ 岐阜県郷土工芸品 ]
提供 : 小糸焼窯元 様
小糸焼で使用する原土は、高山市より北約20kmの飛騨市古川町の山土に加えて、耐火度(火に対する強さ)を上げるため、瀬戸の白土を混ぜています。伝統的な釉薬(ゆうやく)である「伊羅保釉(いらぼゆう)」と呼ばれる、茶色の色合いで少しざらっとした質感の釉薬を基本に用いています。近年では、この伊羅保釉に顔料を加えた「青伊羅保釉(あおいらぼゆう)」を産みだし、一番人気の色となりました。
青伊羅保釉の深みのある渋いコバルトブルーは、全国でも小糸焼にしかありません。現在は顔料の配合を変えた青、茶、うぐいすの3色の釉薬を用いています。
焼きあがると堅く焼き締まり、釉薬も緻密なため、食品のニオイなどがつきにくく、普段使いの食器として気軽に使うことができます。釉薬の性質上、使い始めは少しざらざらとしていますが、使えば使うほどなめらかな肌ざわりとなり、色もどんどんよくなっていくのが特徴です。
[ 岐阜県郷土工芸品 ]
提供 : 小糸焼窯元 様
素材 | 粘土、釉薬など |
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製法・工法 | 【1】 原料の準備
粘土に水を加え、しっかり練ります。 【2】 成形 ロクロなどを使い、形を整えます。 【3】 乾燥 成形後は、まだ水分をたくさんふくんでいるので、急に焼くと水分が一気に蒸発し、ひびが入ってしまいます。水分をよく蒸発させ乾燥してから、素焼きをします。 【4】 素焼き 乾燥したままのものは、もろくて壊れやすいので、一度焼いて丈夫にします。 【5】 釉薬かけと本焼き 釉薬をかけ、窯の中に並べ、本焼きします。 【6】 冷却および窯出し 本焼きが終わって、急に冷やすと外側と内部の冷え方が異なり、歪んだり割れたりします。 それを防ぐために、窯の中に入れたままにしたり、だんだん低い温度の空気を吹き込んだりして、ゆっくり冷やした後、取り出します。 |
歴史 | 寛永年間、飛騨藩主であった金森重頼公が都に在住していた兄、金森宗和公(茶道宗和流の開祖)の斡旋を得て、京都より陶工を招き入れ高山市西方の小糸坂で陶器を焼かせたのが始まりです。しかし、おそらく寒冷地で窯業に適さなかったのでしょうか、やがて廃業してしまいます。
それから200年ほど後の天保7年、高山の豪商 細江嘉助と平田忠右衛門が瀬戸から陶工・戸田柳造を招き、おなじく小糸坂に築窯、作陶を始めました。しかし、これもわずか5年ほどで廃れてしまいました。 小糸焼は、後に長倉三朗の手により、小糸の地に復興されました。自動ろくろや鋳込型などを使わず、ろくろや板作りなど全て手づくりで行われ、その技術は現在も受け継がれています。 |
関連URL | https://koitoyaki.jp/ |
◆展示場所
風雅陶器 小糸焼窯元
〒506-0055 岐阜県高山市上岡本町1-136
TEL : 0577-32-1981 / FAX : 0577-33-8361
見学可能です。体験は現在受け付けておりません。
◆イベント開催
思い出体験館
小糸焼窯元付近の「思い出体験館」にて、絵付け体験は可能です。