総数:401件
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主要製造地域:京都府 |
《特徴》
北山丸太といわれるものには、磨丸太、人造絞り丸太、天然出絞丸太、面皮柱、タルキなどがあり、その特色はとりわけ材質が緻密で木肌が滑らかで光沢があり、干割れが生じにくい等があげられます。また製材品や一般丸太と比較して、北山丸太は曲げ性能に優れています。
優美な特質は、和風建築にはもちろんですが、現代建築にもよく調和し、その優雅な風趣は人と自然を近づけ、自然感を室内空間にもたらす材料として様々な用途に使用されています。その表情の多様な美しさやみずみずしさは、心に響くものがあります。
北山丸太はまさに600年の歴史の重みを感じさせる京都の伝統工芸品であり、「京都府伝統工芸品」(京都府)や「京都市伝統産業品」(京都市)の指定を受けています。
「白杉北山丸太撫養法」(明治32年日下部大助 著)の中には、北山杉の特徴について以下のように書かれています。
「厳然たる正堂の主位に直立せる床柱の用材たる白杉北山丸太は、
其幹の円にして直き (真円でまっすぐ)
其質密にして硬き (年輪がち密で材質が硬い)
其色の雪白にして光澤ある (表面の色が白く光沢がある)
其丈の数十尺にして其末口の下らざる (上下で太さが変わらない=完満)
且つ枝痕の認識すべきなき (枝の跡=節がない)
其の高雅にして優致ある天下一品の称眞に空しからず」
枝打ちを繰り返す丁寧な育て方により、他地域の林業とは異なる、非常に特殊な性質を持った木材です。
《北山丸太の種類》
北山磨丸太
北山丸太の基本製品です。材質が緻密で節がなく木肌はなめらかで光沢があり、また通直で真円に近く元末の差が少ないのが特徴です。
北山天然出絞丸太
木肌に自然にコブ状・波状の凹凸(絞り)ができたもので、品種や地質、日当たりによって様々な表情が見られます。主に床柱として使用されています。
北山ちりめん絞丸太
天然絞丸太の一種です。出絞はコブ状・波状に突出しているのに対し、この品種は溝のような絞りが特徴で、非常に希少な品種です。
北山人造絞丸太
木肌に波状に出る天然絞りを人工的につけた商品です。
北山タルキ(小丸太)
北山丸太の垂木(タルキ)用材。無地が特徴で元末の差があまりなく、茶室や数寄屋住宅に利用されますが、最近では手すりやルーバーなどの装飾用としても使用されます。
北山面皮柱
磨丸太を手斧(ちょうな)などで製材し、丸太の木肌を残しながら木目の美しさを引き出したものです。
[ 京都府伝統工芸品、京都市伝統産業品 ]
提供 : 京都北山丸太生産協同組合 様
北山丸太といわれるものには、磨丸太、人造絞り丸太、天然出絞丸太、面皮柱、タルキなどがあり、その特色はとりわけ材質が緻密で木肌が滑らかで光沢があり、干割れが生じにくい等があげられます。また製材品や一般丸太と比較して、北山丸太は曲げ性能に優れています。
優美な特質は、和風建築にはもちろんですが、現代建築にもよく調和し、その優雅な風趣は人と自然を近づけ、自然感を室内空間にもたらす材料として様々な用途に使用されています。その表情の多様な美しさやみずみずしさは、心に響くものがあります。
北山丸太はまさに600年の歴史の重みを感じさせる京都の伝統工芸品であり、「京都府伝統工芸品」(京都府)や「京都市伝統産業品」(京都市)の指定を受けています。
「白杉北山丸太撫養法」(明治32年日下部大助 著)の中には、北山杉の特徴について以下のように書かれています。
「厳然たる正堂の主位に直立せる床柱の用材たる白杉北山丸太は、
其幹の円にして直き (真円でまっすぐ)
其質密にして硬き (年輪がち密で材質が硬い)
其色の雪白にして光澤ある (表面の色が白く光沢がある)
其丈の数十尺にして其末口の下らざる (上下で太さが変わらない=完満)
且つ枝痕の認識すべきなき (枝の跡=節がない)
其の高雅にして優致ある天下一品の称眞に空しからず」
枝打ちを繰り返す丁寧な育て方により、他地域の林業とは異なる、非常に特殊な性質を持った木材です。
《北山丸太の種類》
北山磨丸太
北山丸太の基本製品です。材質が緻密で節がなく木肌はなめらかで光沢があり、また通直で真円に近く元末の差が少ないのが特徴です。
北山天然出絞丸太
木肌に自然にコブ状・波状の凹凸(絞り)ができたもので、品種や地質、日当たりによって様々な表情が見られます。主に床柱として使用されています。
北山ちりめん絞丸太
天然絞丸太の一種です。出絞はコブ状・波状に突出しているのに対し、この品種は溝のような絞りが特徴で、非常に希少な品種です。
北山人造絞丸太
木肌に波状に出る天然絞りを人工的につけた商品です。
北山タルキ(小丸太)
北山丸太の垂木(タルキ)用材。無地が特徴で元末の差があまりなく、茶室や数寄屋住宅に利用されますが、最近では手すりやルーバーなどの装飾用としても使用されます。
北山面皮柱
磨丸太を手斧(ちょうな)などで製材し、丸太の木肌を残しながら木目の美しさを引き出したものです。
[ 京都府伝統工芸品、京都市伝統産業品 ]
提供 : 京都北山丸太生産協同組合 様
素材 | 木材 |
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製法・工法 | 【1】 穂摘み・挿し穂
親木から穂摘みした、長さ30cm位の穂木を苗床に挿木します。 【2】 植林 挿し穂の2年後、発根の良い苗を山に植林します。 【3】 下草刈り 植林後6~7年間は、毎年6~8月頃に植林地の下草刈りを行います。 【4】 枝打ち 良質の北山丸太をつくるための特に重要な作業です。 最初の枝打ちは植林後6~7年後に行い、その後一般的には4年毎に枝打ちを繰り返します。出来るだけ枝の付け根を幹に沿って打ち落とし、打ち跡が幹より出ていないことが重要です。 【5】 絞巻き(人造絞丸太のみ) 主に床柱に使用する人造丸太をつくるため、生育中の幹にプラスチック製の箸状の当て木を針金等で巻き付け、2~3年の太りを利用して当て木を食い込ませ、木肌に凸凹の絞り模様をつけます。 【6】 枝締め 伐採する前の年の冬、枝を適度に打ち落として太りを抑えます。こうすることで木肌が引き締まり、表面の干割れを抑え、また色艶、光沢を良くする効果が得られます。 【7】 伐採・搬出 伐採後約1ヶ月そのままにして葉枯らし乾燥を行います。その後、玉伐りして搬出します。 【8】 皮剥ぎ・背割り 搬出された丸太は樹皮を剥き、表面の干割れを防ぐために、一方を芯まで丸のこで切れ目(背割り)を入れます。 【9】 天日乾燥 背割りを入れた丸太は、天日にさらして乾燥を行います。表面の色が白くなったら室内に取り込み、風の通るところでゆっくりと、天候条件により1~3週間ほど乾燥させます。 【10】 人工(機械)乾燥 天日乾燥の後、機械による人工乾燥を行います。 【11】 .磨き作業 乾燥させた北山丸太の表面を、さらに光沢を引き出すため、たわし状のもので磨きます。 【12】 完成 こうして植林から約30年、丹精込めて育てられた北山杉は、非常になめらかな表面をした独特の艶と光沢のある磨き丸太となります。 |
歴史 | 北山杉は室町時代 応永年間(1394~1427)頃からつくり始められたといわれ、この北山杉の皮をむき、加工してつくられる北山丸太は千利休により完成された「茶の湯」文化を支える茶室や数寄屋の建築用材として頻繁に用いられるようになり、今日まで、600年の歴史を刻んでおります。
この間、先人のたゆまぬ努力と叡智によって、今日の一貫した育林、加工の技術が培われてきました。 北山丸太とは本来、数寄屋建築や床柱など木の肌の光沢や模様(絞り)を楽しむもので、一般的な木材の様な構造材としての利用というよりは、意匠材(インテリア素材)としての機能をもった素材です。しかし近年、構造材としての利用価値も注目されてきています。 |
関連URL | http://www.kyotokitayamamaruta.com/index.html |
◆展示場所
京都北山杉の里総合センター
〒601-0125 京都市北区中川川登74
TEL : 075-406-2212 / FAX : 075‐406‐2823
開館時間 : 9:00~17:00
休館日 : 不定休
◆イベント開催
京都北山杉の里総合センター
研修・体験ができます。
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