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NPO法人日本伝統文化振興機構は、日本の伝統文化の継承・創造・発展のための活動を行っております。
伝統工芸館 カテゴリ

総数:400件


都道府県

総数:400件

伝統工芸品兵庫県

兵庫県
工芸品の分類 織物
工芸品名 丹波木綿

主要製造地域:兵庫県




《特徴》
「丹波木綿」は、仕事着として農作業の合間に織られていました。また、木綿を紡ぐときに歌われる、「篠山地方糸紡ぎ唄」も特徴的です。

篠山市栗柄地区では1973年(昭和48年)年頃から、機織機を持ち寄り、8名で生産を再開し、昔ながらの製法による手織木綿を復活しました。

1976年には同地区に農家高齢者施設「創作館」が設立されました。
1996年には「兵庫県伝統工芸品」として指定を受け、2004年3月には「希少伝統的工芸品」として顕彰されました。

[兵庫県伝統工芸品]
提供 : 篠山市役所農都創造部商工観光課商工係 様

素材 採集して乾燥したぜんまい綿
製法・工法 【1】 綿をしのぶ竹に巻いてジンキを作る
綿のたねは、篠山市栗柄地区では今も栽培が行われております。草木染めの原材料となるものにはタマネギ、栗、マリーゴールドなどがあります。

【2】 整型する

【3】 つむいだ糸をかせにかける

【4】 へたもの(整型)をちきりに巻く

【5】 染まった糸を枠に巻き戻す

【6】 もぢりに通す

【7】 完成
歴史 丹波地方には宝永年間(1710~1740)、すでに良質の棉が盛んに栽培され、これを手で紡ぎ、糸として、その手で織り一家の衣料として使われていました。

美しい布を織るために主婦たちが日々心を砕いていたことはわずかに残る当地の縞帳や衣服等によって知ることができますが、明治の中頃から機械化による大量生産で、その技は急速に失われてきました。

◆展示場所
農家高齢者創作館
 製作現場の見学や製品の購入ができます。
 〒669-2711 篠山市栗柄
 TEL : 079-593-0922