総数:401件
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主要製造地域:大分県 |
《特徴》
小鹿田と書いて「おんた」と読む。なんと変った読み方で、またなんと美しい響きを持つ名称でしょうか。
九州に数ある焼物のなかでもこんな不思議な名称の焼物は他に類をみません。
一度覚えたら決して忘れそうも無いもの名称はいつ、どのようにして生まれたのでしょうか。また、小鹿田の言葉にはどんな意味があるのでしょう。
誰しも一度はきっとこんな疑問を抱いたに違いありません。
[ 国指定無形重要文化財 ]
提供 : ギャラリー渓聲館 様
小鹿田と書いて「おんた」と読む。なんと変った読み方で、またなんと美しい響きを持つ名称でしょうか。
九州に数ある焼物のなかでもこんな不思議な名称の焼物は他に類をみません。
一度覚えたら決して忘れそうも無いもの名称はいつ、どのようにして生まれたのでしょうか。また、小鹿田の言葉にはどんな意味があるのでしょう。
誰しも一度はきっとこんな疑問を抱いたに違いありません。
[ 国指定無形重要文化財 ]
提供 : ギャラリー渓聲館 様
素材 | 陶土 |
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製法・工法 | 【1】 採集~粉砕
土採り場から里へ運ばれた陶土は、10日位乾燥させて唐臼でつき粉末にします。 【2】 水簸 臼でつかれた陶土を右側の細長い水槽に入れ、十分に水に溶けた泥漿のゴミを取り除き、中央の水槽に移します。泥土が沈殿し水槽がいっぱいになるまで繰り返します。 【3】 水抜き 陶土は水抜き台(おろ)で水分を除き、手ですくえる位まで水分を抜きます。 【4】 乾燥 水抜きされた陶土は、素焼き鉢に入れたり、乾燥窯に乗せて乾燥させます。この間の工程で1ヶ月程です。 【5】 土練り~成型 長い工程を経て成熟させた原土は、やきものの陶土となって工人の手に託され、さらに練られて成形されるのです。 |
歴史 | 小鹿田の開窯は享保年間(1716~1735)。
どの年代かは特定できないものの小石原焼の中野窯の柳瀬三右衛門と、日田郡大鶴村字柳瀬の黒木十兵衛によって始められました。 これに小鹿田地域の仙頭であった坂本家が土地の提供者として加わり、小鹿田焼の基礎が築かれたのです。 現在確認できる江戸後期や明治期の古陶をみると、種類としては大甕、うんすけ、蓋付き甕、半胴甕、茶壷、徳利、鉢、皿その他があります。装飾技術としては打ち掛け、流し掛け、飴釉などがあり、現代の小鹿田焼とさほど変らないものが多くみられます。 新たな展開を見せるようになったのは、大正末期から昭和初期にかけて「飛び鉋」や「打ち刷毛目」の技法が摂り入れられててからです。 また昭和6年、民芸運動を唱えた柳宗悦が皿山を訪れて、小鹿田焼が紹介されるようになって、徐々に広く世間に知られるようになっていったのです。 それまで「日田もの」と一般に言われていた「小鹿田焼」の名称も、やっと市民権を得るようになってきました。 |
関連URL | http://www.keiseikan.net/index.html |
◆展示場所
ギャラリー渓聲館
〒877-1242 大分県日田市殿町3070
TEL&FAX : 0973-29-2110
◆イベント開催
小鹿田焼民陶祭
日時 : 毎年秋10月の第2土曜日と日曜日の2日間
内容 : 詳しくはリンク先に記載してあります。