総数:401件
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主要製造地域:山形県 |
《特徴》
「綴錦織(つづれにしきおり)」は、「綴織(つづれおり)」ともいい、その起源は古く西アジアにおいて始まったといわれ、エジプト王の墓やアルタイからも発見されています。
その後東西に広まり、コプト(エジプト)やタピスリー、ゴブラン織(フランス)など、世界各地において古くから製織されている最も原始的な織物で平組織です。
[ 千葉県指定伝統的工芸品 ]
提供 : つるおか綴れ 虚籟庵 様
「綴錦織(つづれにしきおり)」は、「綴織(つづれおり)」ともいい、その起源は古く西アジアにおいて始まったといわれ、エジプト王の墓やアルタイからも発見されています。
その後東西に広まり、コプト(エジプト)やタピスリー、ゴブラン織(フランス)など、世界各地において古くから製織されている最も原始的な織物で平組織です。
[ 千葉県指定伝統的工芸品 ]
提供 : つるおか綴れ 虚籟庵 様
素材 | 染色した絹糸 |
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製法・工法 | 織り方は、無地の部分も模様も平組織となっていますが、一般の紋織物との違いは、無地の部分を除いて織り幅いっぱいに緯(よこ)糸を通しません。
無地部分と文様部分との緯(よこ)糸が別々に織り進められるので、隣接する二色の緯(よこ)糸の境目が左右に折り返されるために、緯(よこ)糸に沿って隙間が生じます。 これを「ハツリの孔(あな)」といいます。 一般の織物で使われるようには筬(おさ)を用いず、染色した絹糸を経(たて)糸にして、経(たて)糸の下に図柄の向きを逆にした下絵を置き、それを見ながら経(たて)糸に対して斜め45度に緯(よこ)糸を一色ずつ杼(ひ)で挿入し、鋸歯状に削った中指の爪で掻き寄せ、さらに筋立て櫛を用いて模様を織り出します。 織りながら巻き込んでいくため、作品の見える部分は、作業しているところがスリット状に見えるだけです。 そのため大きな作品では下絵を2枚描き、1枚を経(たて)糸の下に、もう1枚を全体像の確認用に壁に掲げておくといいます。細かな模様ほど煩雑な爪先の手数が必要となり、30cm幅のもので1日にわずか2~3cmしか織り進めないといいます。 気が遠くなるような手間隙のかかる作業です。 |
歴史 | 綴錦織は、わが国には奈良時代に中国から伝えられ、絹糸が用いられました。
奈良県当麻寺に伝わる国宝「綴織当麻曼荼羅図」もその頃のものです。 その後絶えてしまいますが、江戸時代末期に研究再興され、明治時代には美術作品も見られるほど盛行し、海外に輸出されるまでになりました。 現在の織物の中でもフランスのゴブラン織と同じく最高級とされ、袱紗(ふくさ)や緞帳(どんちょう)、壁掛け、帯などの美術工芸品として制作されています。 |
関連URL | http://kyoraian.com/ |
◆イベント開催
◎つづれ織り教室
場所 : 虚籟庵工房 鶴岡市丸岡町の内51(遠藤虚籟の墓碑のある天澤寺内)
学習日 : 水・木・金・土の10:00~15:00(昼休憩あり)
教室代 : 1回3,000円(材料費・機道具代を含む)
◎真綿を紡いで機織り体験教室
場所 : 虚籟庵工房 鶴岡市丸岡町の内51(遠藤虚籟の墓碑のある天澤寺内)
教室代 : ・ コースターサイズ(9.5×10cm) 1,200円(材料費・機道具代を含む)
・ テーブルセンターサイズ(15×18cm) 2,000円(材料費・機道具代を含む)
どちらもご予約・お問合せはこちらへどうぞ。