総数:401件
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主要製造地域:千葉県 |
《特徴》
日本刺繍は1600年の時をかけて今に伝えられています。
日本の風土に十二単衣や小袖・打掛、能や歌舞伎の装束の他に、種々な身の廻りの物にもぬわれてきました。
「絵」という文字は「糸偏に会う」と書き、「糸との出会い」と読むことが出来ますが、まだ筆も絵の具も無かった時代には、何らかの方法で糸を使って模様を表わしたと考えられます。
糸が私たちの生活の中で古くから共に在ったことを伺わせてくれます。
[ 千葉県指定伝統的工芸品 ]
提供 : 日本刺繍 紅会 様
日本刺繍は1600年の時をかけて今に伝えられています。
日本の風土に十二単衣や小袖・打掛、能や歌舞伎の装束の他に、種々な身の廻りの物にもぬわれてきました。
「絵」という文字は「糸偏に会う」と書き、「糸との出会い」と読むことが出来ますが、まだ筆も絵の具も無かった時代には、何らかの方法で糸を使って模様を表わしたと考えられます。
糸が私たちの生活の中で古くから共に在ったことを伺わせてくれます。
[ 千葉県指定伝統的工芸品 ]
提供 : 日本刺繍 紅会 様
素材 | 絹地、絹糸、金糸 |
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製法・工法 | 【1】 原紙作り下絵付け
図案室で描き起こされた刺繍図案(図案原稿)はその後、特別な紙を使って原紙が作られ、生地に下絵付けされます。 【2】 配色 刺繍台に張られた下絵の付いた生地と図案を照らし合わせながら、文様・季節・年齢層などを考慮しつつ、生地上に直接色糸を乗せて色を選定していきます。 部分によって刺繍を進めつつ配色していくこともあります。 【3】 刺繍 配色が決まってやっと刺繍を始めることができます。日本刺繍の繍技は43種あります。 これらを文様や用途に合わせて選定し、作品を作っていくのです。 各繍技には厚みやふくらみ、薄手などそれぞれの持ち味があり、そして点・線・面・立体表現の各セクションがあります。 文様の各部分に適切な繍法を選び出すこと、それは各繍技の性質を熟知した者だけが成すことのできる「熟練の技」なのです。 【4】 仕上げ 刺繍の終わった作品は台に張られたままの状態で仕上げをします。 まず繍い忘れがないか確認してから、裏糸をきれいに切り、そこに固めに煮たしょうふ糊を付け、湯のしをして仕上げをします。 これによって裏糸がほつれなくなると共に刺繍糸に艶が出ます。 <<技法>> 日本刺繍には定まったぬい方が43種あり、それぞれの呼び名にかくされている意味と働きを修得することによって、刺繍の表現は無限に深くなってゆきます。 長い歴史の中で継承されてきた繍の伝統は、「技法、それを表わすこころの道筋」と言えるのかも知れません。 繊維の宝石とまでいわれる絹の生地に、長い時間をかけ、心を込めて、一針一針ぬい上げてゆきます。 <<日本刺繍の主な道具>> ◆針と針さし 日本刺繍専用の針と、針を出し入れしやすいフェルトの針さし ◆てこ針 平糸のよじれをなおし、艶を出すために、ぬいながらこのてこ針でしごきます。 ◆はさみ 先のよく切れるにぎりばさみ ◆目打ち 糸よりや台張りのときに使います。 ◆駒 “駒取りぬい”に使います。 |
歴史 | 1600年以上の長い歴史をもつ日本刺繍は、その時代時代の人々の生活の中で受け継がれてきました。
刺繍の作品は、刺繍の技が巧みであることだけではなく、文様と色彩と選技の四つの要素が伴って、初めてすぐれた作品といえます。この四要素は、日本の長い歴史の中で培われ、受け継がれて今日にいたりました。そのことをひとまとめにしてみますと、補修、補強の実用面からスタートした刺繍は(原始)、繍仏制作の技法として発達し(飛鳥~鎌倉)、外国から文様を学びとり(奈良)、その文様の和風化とともに、襲(かさね)の色目による色彩美を磨き上げ(平安)、洗練された能の装束を通して極められました(室町)。 こうして培ってきた技法、文様、色彩を結集させて、一枚の小袖を飾るようになったのが桃山時代です。さらに、厚手の帯地上ならではの重厚で力強い繍法が発達したのが江戸末期、消耗品的な半衿に外国の刺繍にもよく見られる変わりぬいが加わって発展したのが明治・大正時代でした。このように、刺繍は、それが何に施されるかによって大きく変化し、その時代の人々の生活感情とも密接に関連して、発展してきました。 |
関連URL | http://kurenai-kai.jp/index.html |
◆展示場所
紅会全国展会場案内
場所 : 東京、名古屋、大阪の3地区
期間 : 毎春