総数:401件
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主要製造地域:京都府 |
《特徴》
刺繍とは、一本の針と多色の糸を使って布地などに模様を縫い表す装飾技法で、染、織とともに日本の染織史上重要な位置を占めています。染めたきものや織物に刺繍が加わって、一層華やかさが増すのです。
絹織物、麻織物に絹糸、金銀糸を用いて、磨き抜かれた意匠と高度な技術によって製作される京繍は、全体の構図、繍糸の配色、繍技・繍法、これらが一体となって刺繍独自の表現が可能になり、情趣あふれた作品となります。
国指定伝統的工芸品(経済産業大臣指定)
提供 : 京都府商工労働観光部染織・工芸課(特徴・歴史・工程) 、一般財団法人 伝統的工芸品産業振興協会 様(製法・工法)
刺繍とは、一本の針と多色の糸を使って布地などに模様を縫い表す装飾技法で、染、織とともに日本の染織史上重要な位置を占めています。染めたきものや織物に刺繍が加わって、一層華やかさが増すのです。
絹織物、麻織物に絹糸、金銀糸を用いて、磨き抜かれた意匠と高度な技術によって製作される京繍は、全体の構図、繍糸の配色、繍技・繍法、これらが一体となって刺繍独自の表現が可能になり、情趣あふれた作品となります。
国指定伝統的工芸品(経済産業大臣指定)
提供 : 京都府商工労働観光部染織・工芸課(特徴・歴史・工程) 、一般財団法人 伝統的工芸品産業振興協会 様(製法・工法)
素材 | 絹糸、漆糸、金糸、銀糸、金平箔糸又は銀平箔糸 |
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製法・工法 | 京繍の技法は、現在、約30種類があり、伝統的工芸品として指定されているのは、繍切り、駒使い繍、まつい繍など15種類あります。
◆工程 【1】 草稿(そうこう) 下書き作業をします。鉛筆か筆(墨)で原画を書き、図柄を作成します。 【2】 下絵描き 照明台の上に下絵を置き、布をおいて透かして、正確に写しとります。 【3】 配色 繍い方の技法を考慮しながら、生地の色と図柄に合った糸を配色していきます。 【4】 生地張り 生地張りは「台張」と「台枠張」の2つの工程に分かれ、台張は樋棒(ひぼう)に生地を通し縦に張り、生地が歪まないように正確に張ります。そして、かがり糸で横を適度な強さに張ります。一方、紋などの小さなものを縫う時は台枠張と呼ばれる四角い枠を用います。 【5】 繍加工 繍針は10種類以上もあり、針穴の部分が平たく針の長さも一定で、すべて手作りです。繍加工では、その針を使って下絵通りに模様をひと針ひと針縫い付けていきます。京繍は、15種類以上の伝統的な技術(※)によって作品を生み出しています。 【6】 仕上げ 刺繍をほどこした裏側にのりをつけ、乾燥させればでき上がり。 ◆繍いの技法の数々 ◎まつり繍い 線を表現するときに、下絵の線に沿って、針を返しながらカタカナの「ノ」の字の形になるよう繍っていく技法です。 ◎管ぬい(すがぬい) 生地の目にそって、すき間なく糸をわたす技法です。 ◎切り押えぬい 先に繍いあげた糸の上から、糸の太さの5分の1の太さの糸とななめにかけて繍っていく技法で、先の糸がうかないようおさえる技法です。 ◎駒繍 下絵の絵にあわせておいた駒にまいた太い金糸、銀糸を繍いとめていく技法です。 ◎肉入れ繍 ふくらみを出す技法で、下ぬいの綿などをおいて、その上から本繍いを施し、立体感を出しています。熟練の技術として、右手で生地にさす時に、針をまわして直前によりをかけます。左手の動きにも技が必要になります。 ◎繍い切り 小さな模様を生地の目に関係なくぬい付ける技法で、力強く自然な感じが出ています。 ◎相良繍(さがらぬい) 繍い針を生地の下から上に出した糸で輪をつくり、その輪につぶ状に繍う技法です。 ◎割り繍 木の葉や花柄を繍いつける時、V字型に角度をつけて繍う技法です。 ◎刺し繍 ひとつの模様を重ねながら繍う技法で、ぬう糸をかえてぼかしを表現することもできます。 ◎割付文様繍 図案といくつかの文様に繍い分ける技法で、「疋田(ひきた)繍」や「かのこ繍」などがあります。 ◎組紐繍(くみひもぬい) 糸を写実的に表現する時の技法になります。 ◎竹屋町繍 たて糸にそってよこ糸をすくい、それをとじ糸の代わりにしながら、等間隔でレンガを積んだようにする技法です。 |
歴史 | 日本での刺繍の歴史は、飛鳥時代からと推定され、この時代の特徴は、仏画を刺繍で表現した掛け物である繍仏です。これが平安建都に伴い、繍技の職人をかかえる縫部司が京都に置かれ、衣服の装飾に用いられ始めたのが、京繍の起こりです。
以降、京繍は、十二単(平安時代)、武将の胴服(鎌倉時代)、能衣装(室町時代)と用いられ、華麗な文化が咲き誇った安土・桃山時代には小袖に多用され、さらに発達しました。この動きは江戸時代まで続きます。明治時代以降は、ふくさ、壁掛け、「刺繍絵画」などの作品が現われ、新しい需要が開拓されました。今では、和装品から祭礼品、額に至るまで幅広い製品をつくり出しています。 |
関連URL | http://www.pref.kyoto.jp/senshoku/kyonui.html |
◆イベント開催
京都伝統産業ふれあい館
〒606-8343 京都市左京区岡崎成勝寺町9番地の1 京都市勧業館みやこめっせ 地下1階
TEL : 075-762-2670 / FAX : 075-761-7121
E-mail : 京都伝統産業ふれあい館
会館時間 : 9:00~17:00 (入館は16:30まで)
休館日 : 夏季休館日(8/19~20)、年末年始(12月29日~1月3日)
入場料 : 無料