総数:400件
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主要製造地域:島根県 |
《特徴》
石州和紙(石州半紙)は原料に楮・三椏・雁皮の植物の靱皮繊維を使用し、補助材料としてネリに「トロロアオイ」の根の粘液を使い、竹簀や萱簀を桁にはさんで「流し漉き」により、つくられます。
生産の最も多い石州半紙(楮紙)は地元で栽培された良質の楮を使用して漉かれ、微細で強靭で光沢のある和紙です。
かつては大阪商人が石州半紙を帳簿に用い、火災のときいち早く井戸に投げ込んで保存を図るほどの強靭性を持っています。
石州和紙には3つの種類があります。
◎石州楮紙
楮の靱皮繊維の長さは平均10ミリ程度で長く、絡みやすい性質をもっています。
でき上がった楮紙は強靭で、揉んだり、折ったりしても洋紙などとは比較にならないほど丈夫です。
◎石州三椏紙
三椏の靱皮繊維の長さは平均4ミリ程度です。
強靭性ではやや劣りますが、繊細で弾力性があります。
でき上がった三椏紙は紙肌が柔軟で滑らかで温雅な光沢を持ち、書道用紙や印刷用紙等に適しています。
◎石州雁皮紙
雁皮の靱皮繊維の長さは平均3ミリ程度で粘着力があります。
でき上がった雁皮紙は半透明で光沢があり、最も繊細で湿った状態におかれても丈夫であり、虫の害に強いです。
[ 国指定伝統的工芸品(経済産業大臣指定)]
提供 : 石州和紙協同組合 様、石州和紙会館 様
石州和紙(石州半紙)は原料に楮・三椏・雁皮の植物の靱皮繊維を使用し、補助材料としてネリに「トロロアオイ」の根の粘液を使い、竹簀や萱簀を桁にはさんで「流し漉き」により、つくられます。
生産の最も多い石州半紙(楮紙)は地元で栽培された良質の楮を使用して漉かれ、微細で強靭で光沢のある和紙です。
かつては大阪商人が石州半紙を帳簿に用い、火災のときいち早く井戸に投げ込んで保存を図るほどの強靭性を持っています。
石州和紙には3つの種類があります。
◎石州楮紙
楮の靱皮繊維の長さは平均10ミリ程度で長く、絡みやすい性質をもっています。
でき上がった楮紙は強靭で、揉んだり、折ったりしても洋紙などとは比較にならないほど丈夫です。
◎石州三椏紙
三椏の靱皮繊維の長さは平均4ミリ程度です。
強靭性ではやや劣りますが、繊細で弾力性があります。
でき上がった三椏紙は紙肌が柔軟で滑らかで温雅な光沢を持ち、書道用紙や印刷用紙等に適しています。
◎石州雁皮紙
雁皮の靱皮繊維の長さは平均3ミリ程度で粘着力があります。
でき上がった雁皮紙は半透明で光沢があり、最も繊細で湿った状態におかれても丈夫であり、虫の害に強いです。
[ 国指定伝統的工芸品(経済産業大臣指定)]
提供 : 石州和紙協同組合 様、石州和紙会館 様
素材 | 楮・三椏・雁皮 |
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製法・工法 | 【1】 原料蒸し
原木を小人数でも作業しやすいように「せいろ蒸し」の方法で蒸気によって蒸します。 【2】 原木剥ぎ 片方の手で原木、もう片方で表皮を持ち、足に挟んで先が筒状になる方法で剥ぎ取ります。 【3】 黒皮乾燥 剥いだ黒皮は束にして、自然の風に当てて乾燥させます。 十分に乾燥した後、貯蔵します。 【4】 黒皮そぞり 黒皮を半日ほど水に浸け柔らかくした後、そぞり台の上にのせ、包丁によって一本一本ていねいに表皮を削ります。 楮は強靭さを出すために表皮と白皮の間のあま皮部分を残します。 【5】 水洗 そぞった白皮を清水の中でていねいにふるい、不純物を洗い流します。 【6】 煮熟 煮釜に水、水量に対し12%のソーダ灰を入れ、沸騰後原料をほぐしながら入れます。 30分ごとに上下にむらができないようにひっくり返し、2時間ほど煮て蒸らします。 【7】 塵取り 煮終えた原料を清水の中で一本一本付着している塵などをていねいに取り除きます。 楮の場合は灰汁抜きをしながらこの作業を行います。 【8】 叩解 硬い木盤の上に原料を乗せ、樫の棒で入念に叩き繊維を砕きます。 石州では「六通六返し」の方法で左右六往復し、上下六回返します。 【9】 抄造(棒まぜ) 漉き舟に水と紙料・トロロアオイを入れ、まぜ棒によって均等に分散させます。 石州和紙は数子(かずし)・調子(ちょうし)・捨水(すてみず)の三段階の工程が基本です。 【10】 数子 素早く漉き舟の紙料をすくい上げ、簀全体に和紙の表面を形づけます。 【11】 調子 紙料を比較的深くすくい上げ、前後に調子を取りながら、繊維をからみ合わせ和紙の層をつくります。 回数によって厚さが異なります。 【12】 捨水 目的の厚さになれば、簀の上に残った余分な水や紙料を一気にふるい捨てます。 【13】 紙床移し 漉き上げられた簀の上の和紙は水を切った後、紙床台へ移動します。 紙床台の上に一枚一枚重ねていく。一日250枚前後を漉き上げます。 【14】 圧搾 漉き上げられた紙床は一晩放置し、圧搾機によって徐々に圧をかけながら絞っていきます。 【15】 紙床剥がし よく絞られた紙床を一枚位一枚剥がします。 【16】 干板貼り 剥がされた湿紙を刷毛を使い、銀杏の干し板に貼りつけます。 【17】 天日乾燥 貼り終えた干し板を天日によって乾燥させます。 日時がたつにつれて和紙に張りが出て、腰のある美しい和紙に仕上がります。 【18】 選別 乾燥された和紙を一枚一枚手にとって入念に選別します。 厚さ、むら、破れ、傷跡、塵などを取り除きます。 【19】 裁断 選別し終えた和紙は、用途別に裁断を行い和紙製品を仕上げます。 |
歴史 | 手すき紙(靱皮繊維の紙)は元興元年(105年)に中国の蔡倫が改良し確立されました。
日本へは推古18年(610年)に曇徴により伝来されました。 石州和紙(石州半紙)は島根県の西部(石見地方)の地域で漉かれています。 寛政10年(1798年)に発刊された国東治兵衛著書の「紙漉重宝記」によると「慶雲・和銅(704年?715年)のころ柿本人麻呂が石見の国の守護で民に紙漉きを教えた」と記されており、約1300年もの間、石見(石州)地方では、手すき和紙が漉き続けられ守られてきました。 |
関連URL | http://www.sekishu.jp/ |
◆展示場所
石州和紙会館
〒699-3225 島根県浜田市三隅町古市場589 (三隅中央公園内)
TEL : 0855-32-4170 / FAX : 0855-32-4170
アクセス : JR三保三隅駅から車で5分、浜田自動車道 浜田ICより車で30分、萩・石見空港から車で35分
◆イベント開催
HPに掲載されておりますので、そちらをご覧ください。