総数:401件
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主要製造地域:秋田県 |
《特徴》
川連漆器は下地に重点をおいているのが特徴です。
下地とは駒毛のハケで柿渋や生漆を直接数回塗る「地塗り」など7~8工程あり、仕上げがきれいにいくように基礎をつくるための工程です。
そうすることで、狂いのこない堅牢で非常に丈夫なものをつくることができるのです。
仕上げは「花塗り」。
漆本来の美しい光沢が生命ともいえる塗りです。
研がずに乾燥させなめらかな表面を出す技術で、塗りムラが出ないように刷け目を見せずに漆を均等に塗るのは熟練した職人技の見せどころです。
価格はリーズナブルで小物から家具まで品揃えが豊富です。
また、昭和30年頃から漆器の技術を活かした仏壇製造が始められ、今では全国でも有数な産地として成長しています。
[ 国指定伝統的工芸品(経済産業大臣指定) ]
提供 : 秋田県漆器工業協同組合 様
川連漆器は下地に重点をおいているのが特徴です。
下地とは駒毛のハケで柿渋や生漆を直接数回塗る「地塗り」など7~8工程あり、仕上げがきれいにいくように基礎をつくるための工程です。
そうすることで、狂いのこない堅牢で非常に丈夫なものをつくることができるのです。
仕上げは「花塗り」。
漆本来の美しい光沢が生命ともいえる塗りです。
研がずに乾燥させなめらかな表面を出す技術で、塗りムラが出ないように刷け目を見せずに漆を均等に塗るのは熟練した職人技の見せどころです。
価格はリーズナブルで小物から家具まで品揃えが豊富です。
また、昭和30年頃から漆器の技術を活かした仏壇製造が始められ、今では全国でも有数な産地として成長しています。
[ 国指定伝統的工芸品(経済産業大臣指定) ]
提供 : 秋田県漆器工業協同組合 様
素材 | ホオ・トチ・ケヤキ・ブナ・天然漆 |
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製法・工法 | 全工程は30工程で完成まで約1年もかかります。
◆丸物-椀類・鉢類 【1】 原木 トチ・ブナなど 【2】 大切り 原木を大きなチェンソーなどで無駄が出ないように断裁します。 【3】 木取り 用材の節、損傷部などを避けて大体の寸法に切ります。 【4】荒挽 合型を取り付けたロクロで内側両面を大まかに挽き上げます。 【5】 煮沸 木地を100℃の熱湯で40分程煮沸し、木渋を取り除きます。 こうすることで木のゆがみを防ぎ、防虫効果もあります。 【6】 乾燥 ゆがみを防ぐために廃材利用の煙循環式により約1ヵ月間燻煙乾燥を行います。 【7】 仕上挽 ロクロの台座に取り付けた合型(ならい式)に添ってかんなを移動し挽き上げます。 ◆角物-盆類・重箱類 【1】 原木 ホオなど 【2】 乾燥 板材にして天然乾燥させます。 【3】 木取り 【4】 組立 ↓ 共通 【1】 下地 柿研ぎと地塗りを5.6回繰り返します。 ・地炭つけ、柿とぎ>>柿渋と朴炭粉を混ぜたものをみご刷毛(藁でできた刷毛)でしごくようにして塗りつけ、乾燥したら研ぎます。 ・地塗り>>駒毛の刷毛で生漆をすり込むように塗ります。 【2】 中塗 繰り返し漆を塗っては研ぎ、塗っていくほどに仕上げに近い色で塗ります。 【3】 本塗 「花塗り」「塗り立て」ともいわれ、研がずに乾燥させる高度な技法です。 【4】 加飾 ・沈金>>細い沈金かんなで彫り、生漆を接着剤にして金銀粉や色粉をうめこむ絵付技法 ・蒔絵>>筆で輪郭を描き、生漆を塗り、金粉、色粉を蒔きます。 |
歴史 | 鎌倉時代(1193年)、源頼朝の家人で稲庭城主の小野寺重道の弟、道矩公が古四王野尻(現在の漆器の中心地)に館を築き、家臣に命じて刀の鞘、弓、鎧などの武具に漆を塗らせたのが始まりとされています。
しかし、本格的に漆器産業が始まったのは17世紀中頃、元和(1615年)から元禄にかけてであり、川連村を中心に約26戸が椀師稼業を営んだとの記録が残っています。 文化12年(1815年)、藩の許可を得て朱塗りの漆器をつくり販路を他国にひらき、江戸時代後期には藩の保護政策のもとに、椀、膳、重箱など幅広い漆器がつくられるようになり、沈金、蒔絵などの飾が加わり基盤をさらに大きく築きあげていきました。 明治には新しい技術開発がおこなわれ、昭和51年には、国の伝統的工芸品に指定され、平成8年には県の指定も受けました。 堅牢さを誇る実用的な生活用品として庶民生活に密着し、今日、川連漆器は町の主要産業となっております。 |
関連URL | http://www.kawatsura.or.jp/ |
◆展示場所
湯沢市川連漆器伝統工芸館
〒012-0105 秋田県湯沢市川連町字大舘中野142-1
TEL : 0183-42-2410 / FAX : 0183-42-2633
営業時間 : 9:00~17:00