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NPO法人日本伝統文化振興機構は、日本の伝統文化の継承・創造・発展のための活動を行っております。
伝統工芸館 カテゴリ

総数:400件


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総数:400件

伝統工芸品島根県

島根県
工芸品の分類 文具
工芸品名 亀嵩算盤

主要製造地域:島根県




《特徴》
亀嵩算盤の特徴としては、上下枠と左右枠は「重箱組み」という組み方で組んであるということ、そして上下の枠に凹み加工がしてあるので、算盤を握ったときに自然な握り心地で、余計な力が入らず、算盤を安定して弾くことができる点です。手触りが良く、優美な上にとても丈夫な点も、亀嵩算盤の魅力です。

「使う人の気持ちで作れ」という思いのもとに、長い時間を経て、より良い工法を模索しながら、現在もそろばん作りが続けられています。

[ 島根県指定伝統工芸品 ]
提供 : 亀嵩算盤合名会社 様

素材 樺、黒檀など
製法・工法 そろばんの製作は、大まかに分けて3つの工程に分けられます。

【1】 半製
そろばんの枠材の製材、加工を行います。

【2】 組立
芯竹にそろばん玉を挿したり、枠と枠を合わせて組み立てたり、組立の前加工も含めて行います。

【3】 仕上げ
組み立てられたそろばんをそろばんの形に仕上げます。何段階にもわたる研磨作業、塗装作業を行い、定位点を打ちます。
歴史 文政8年(1825年)、亀嵩の庄屋、山根家所有の算盤を村上吉五郎が修理したことがきっかけで、亀嵩での算盤作りがはじまったと伝えられています。
算盤の玉には様々な材料が使われていましたが、大正15年に「オノオレカンバ」という樺科の材木がふさわしい材料であると発見され、カバ玉の算盤は現在でも最もよく使われています。

現在に至るまで、伝統的な材料及び技術を用いながら、手作業によって算盤がつくられています。
関連URL http://kamedake.com/

◆展示場所
詳しいお問合せは…
亀嵩算盤合名会社
 〒699-1701 島根県仁多郡奥出雲町亀嵩2248
 TEL : 0854-57-0211 / FAX : 0854-57-0420