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NPO法人日本伝統文化振興機構は、日本の伝統文化の継承・創造・発展のための活動を行っております。
伝統工芸館 カテゴリ

総数:400件


都道府県

総数:400件

伝統工芸品愛知県

愛知県
工芸品の分類 その他工芸品
工芸品名 尾張七宝

主要製造地域:愛知県




《特徴》
一般に焼物といえば、陶磁器のように土を成形して焼き上げますが、七宝焼は、銅又は銀の金属素地を用い、その表面にガラス質の釉薬(ゆうやく)を施し、花鳥風月、風景などの図柄をあしらったところに特徴があります。特に図柄の輪郭となる部分に銀線を施す有線七宝は尾張七宝の代表的な技術です。

[ 国指定伝統的工芸品(経済産業大臣指定) ]

提供:愛知県経済産業局 産業部 産業振興課 繊維・窯業・生活産業グループ

素材 -
製法・工法 銅(銀)板を用いて花瓶、皿などの形の金属素地を作り、その上に墨で下絵を描きます。有線七宝の場合は、下絵にそって銀のリボン線(銀線)を特殊な糊で立てながら植え付け(植線)、ガラス質の紬薬を施して焼成します。焼成は4~8回程度繰り返し行います。その後、研磨を行い、飾り付けを施して完成です。
歴史 天保年間(1830~1844年)、尾張国の梶常吉が、オランダ船により輸入された七宝の皿を手がかりにその製法を発見し、改良を加えたのが始まりとされています。
関連URL https://www.pref.aichi.jp/sangyoshinko/densan/102.html

◆展示場所
七宝町七宝焼アートヴィレッジ
 〒497-0002 海部郡七宝町大字遠島字十三割2000
 TEL 052-443-7588 FAX 052-443-7122